特許
J-GLOBAL ID:201503003845987591

熱可塑性樹脂組成物及びその成形体

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件): 稲葉 良幸 ,  大貫 敏史 ,  内藤 和彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2014-047409
公開番号(公開出願番号):特開2015-168819
出願日: 2014年03月11日
公開日(公表日): 2015年09月28日
要約:
【課題】塗装することなく成形のみで、高い耐熱性と耐衝撃性、高品位な外観(漆黒、高鮮映、良ウェルド外観)を併せ持つ成形体が得られる熱可塑性樹脂組成物を提供する。【解決手段】グラフト共重合体(A)からなる分散相と、連続相(B)とを含み、グラフト共重合体(A)は、ゴム質重合体からなる幹ポリマーと、幹ポリマーにグラフト重合したグラフト鎖とを有し、グラフト鎖は、シアン化ビニル系単量体単位と、そのシアン化ビニル系単量体と共重合可能な1種以上の単量体単位とを有し、グラフト共重合体(A)の酸化分解を経て得られるグラフト鎖由来の成分におけるシアン化ビニル系単量体単位の含有率の分布が所定の2つ以上のピークを有し、20°C未満と20°C以上にそれぞれガラス転移点を一つ以上有し、前記20°C以上のガラス転移点は、いずれも100°C以上であり、120〜140°Cの範囲内に、一以上のガラス転移点を有する、熱可塑性樹脂組成物。【選択図】図1
請求項(抜粋):
グラフト共重合体(A)からなる分散相と、 連続相(B)と、 を、含み、 前記グラフト共重合体(A)は、ゴム質重合体からなる幹ポリマーと、当該幹ポリマーにグラフト重合したグラフト鎖と、を有し、 前記グラフト鎖は、シアン化ビニル系単量体単位と、そのシアン化ビニル系単量体と共重合可能な1種以上の単量体単位と、を有し、 前記グラフト共重合体(A)の酸化分解を経て得られる前記グラフト鎖由来の成分における前記シアン化ビニル系単量体単位の含有率の分布が、2つ以上のピークを有し、 前記2つ以上のピークのうち1つ以上が、前記シアン化ビニル単量体単位の含有率が0質量%以上10質量%未満の範囲内にピークトップを有する第1のピークであり、 前記第1のピークとは異なるピークの1つ以上が、前記シアン化ビニル単量体単位の含有率が10質量%以上55質量%未満の範囲内にピークトップを有する第2のピークであり、 前記第1のピーク及び第2のピークにおける、それぞれのピーク全体の積分値から求められる加重平均値を代表値としたとき、 前記第1のピークが示す前記含有率の代表値と、前記第2のピークが示す前記含有率の代表値との差が10質量%以上であり、 20°C未満と20°C以上にそれぞれガラス転移点を一つ以上有し、 前記20°C以上のガラス転移点は、いずれも100°C以上であり、120〜140°Cの範囲内に、一以上のガラス転移点を有する、熱可塑性樹脂組成物。
IPC (3件):
C08L 101/00 ,  C08L 55/02 ,  B29C 45/00
FI (3件):
C08L101/00 ,  C08L55/02 ,  B29C45/00
Fターム (17件):
4F206AA13 ,  4F206AA28 ,  4F206AB12 ,  4F206AH26 ,  4F206AH33 ,  4F206AM36 ,  4F206AR06 ,  4F206AR20 ,  4F206JA07 ,  4F206JF02 ,  4F206JN43 ,  4J002AA011 ,  4J002BC061 ,  4J002BN152 ,  4J002CF051 ,  4J002CG011 ,  4J002GN00
引用特許:
審査官引用 (5件)
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