特許
J-GLOBAL ID:201503007461888434

製鋼スラグ炭酸固化体ブロックの製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 白川 孝治
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2013-139029
公開番号(公開出願番号):特開2015-010028
出願日: 2013年07月02日
公開日(公表日): 2015年01月19日
要約:
【課題】二酸化炭素吸収能力が高く、ブロック材の耐久性を決定するカルサイト構造が炭酸固化体内部に十分に張り巡らされて、耐久性に優れた製鋼スラグ炭酸固化体ブロックを提供する。【解決手段】第1次処理として、粉末化した製鋼スラグを所定量の純水に接触させて炭酸化した上で加熱溶融し、その後、加熱溶融された製鋼スラグ溶融物を所定の形状の型枠内に詰め、二酸化炭素を含む排ガスを通して製鋼スラグ中の酸化カルシウムに排ガス中の二酸化炭素を反応させて、当該製鋼スラグ中に炭酸カルシウムのカルサイト構造を形成してなる製鋼スラグ炭酸固化体ブロックであって、第2次処理として、上記カルサイト構造を形成した炭酸固化体を海水又は人工海水に接触させ、該海水又は人工海水による弱アルカリ性の環境下で上記酸化カルシウムと二酸化炭素を反応させることにより、発生する炭酸カルシウムのカルサイト構造形成作用を促進させるとともに、その開気孔率を向上させた。【選択図】 図1
請求項(抜粋):
第1次処理として、粉末化した製鋼スラグを所定量の純水に接触させて炭酸化し、スラグ粒子表面にアラゴナイトを析出させた上で加熱溶融し、その後、同加熱溶融された製鋼スラグ溶融物を所定の形状の型枠内に詰め、二酸化炭素を含む排ガスを通して製鋼スラグ中の酸化カルシウムに排ガス中の二酸化炭素を反応させることにより、当該製鋼スラグ中に炭酸カルシウムのカルサイト構造を形成してなる製鋼スラグ炭酸固化体ブロックにおいて、さらに第2次処理として、上記カルサイト構造を形成した炭酸固化体を海水又は人工海水に接触させ、該海水又は人工海水による弱アルカリ性の環境下で上記酸化カルシウムと二酸化炭素を反応させることにより、発生する炭酸カルシウムのカルサイト構造形成作用を促進させるとともに、その開気孔率を向上させるようにしたことを特徴とする製鋼スラグ炭酸固化体ブロック。
IPC (4件):
C04B 28/10 ,  C04B 40/02 ,  A01K 61/00 ,  E02B 3/14
FI (4件):
C04B28/10 ,  C04B40/02 ,  A01K61/00 313 ,  E02B3/14 301
Fターム (14件):
2B003AA01 ,  2B003BB03 ,  2B003DD02 ,  2D118AA01 ,  2D118AA11 ,  2D118AA24 ,  2D118CA02 ,  2D118DA01 ,  2D118FA06 ,  2D118HD01 ,  2D118HD03 ,  4G112PD01 ,  4G112PE05 ,  4G112RA02
引用特許:
審査官引用 (2件)

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