特許
J-GLOBAL ID:201503008328546625

ディーゼルエンジンの最小燃料噴射間隔設定方法及びコモンレール式燃料噴射制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2013-264899
公開番号(公開出願番号):特開2015-121132
出願日: 2013年12月24日
公開日(公表日): 2015年07月02日
要約:
【課題】インジェクタの製造公差や劣化を考慮することなく常に最適な最小燃料噴射間隔を設定可能とする。【解決手段】パイロット噴射における燃料噴射量のずれを補正するために実行されるパイロット噴射量補正処理と同一の処理を基本として(S102)、1燃焼サイクル中に微小噴射を2回行うことが、その2回の微小噴射の噴射間隔を予め定めた間隔から徐々に短くしつつ複数回繰り返され(S108,S110)、2回の微小噴射の度毎に、微小噴射量の指示値が推定値を超えたか否かが判定され(S112)、微小噴射量の推定値が指示値を超えたと判定された場合には、1回前の微小噴射における噴射間隔を最小燃料噴射間隔の学習値とすること(S114)が繰り返されて、最小燃料噴射間隔の最適値の更新、設定が可能となっている。【選択図】図3
請求項(抜粋):
燃料噴射弁が無噴射状態において、微小噴射量の燃料噴射である微小噴射を複数回行い、その際生ずるエンジン回転数の変動量に基づいて前記微小噴射の際に噴射されたであろうと推定される推定噴射量を求める一方、レール圧と燃料噴射量を入力パラメータとして、種々のレール圧及び燃料噴射量に対する燃料噴射弁の取付の際に取得された通電時間が基準通電時間として読み出し可能に構成された基準通電時間マップから得られる、前記推定噴射量及び前記微小噴射の際のレール圧に対応する基準通電時間と、前記微小噴射の際の通電時間との差分を得、学習値として更新可能に記憶し、以後、パイロット燃料噴射の際に、前記基準通電時間を前記学習値により補正した値を通電時間とすることで、燃料噴射弁の噴射特性のずれに起因する燃料噴射量のずれを補正可能とし、前記エンジン回転数の変動量は、エンジン回転信号の周波数成分の変動分である回転変動周波数成分を基に算出されてなるパイロット噴射量補正処理が実行可能に構成されてなるコモンレール式燃料噴射制御装置におけるディーゼルエンジンの最小燃料噴射間隔設定方法であって、 前記パイロット噴射量補正処理と同一の処理を基本として、1燃焼サイクル中に前記微小噴射を2回行うことを、前記2回の微小噴射の噴射間隔を予め定めた間隔から徐々に短くしつつ複数回繰り返し、前記2回の微小噴射の度毎に、微小噴射量の指示値が推定値を超えたか否かを判定し、微小噴射量の推定値が指示値を超えたと判定された場合には、1回前の微小噴射における噴射間隔を最小燃料噴射間隔の学習値とすることを繰り返し、最小燃料噴射間隔の最適値の更新、設定を可能としてなることを特徴とするディーゼルエンジンの最小燃料噴射間隔設定方法。
IPC (1件):
F02D 41/38
FI (1件):
F02D41/38 B
Fターム (12件):
3G301HA02 ,  3G301JA04 ,  3G301JA15 ,  3G301KA01 ,  3G301KA07 ,  3G301LB11 ,  3G301LC10 ,  3G301MA11 ,  3G301MA18 ,  3G301MA23 ,  3G301MA27 ,  3G301PB03
引用特許:
審査官引用 (4件)
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