特許
J-GLOBAL ID:201503012977959510

GalnAsSb固溶体ベースのヘテロ構造、該ヘテロ構造を製造する方法、および該ヘテロ構造をベースとした発光ダイオード

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件): 山田 卓二 ,  田中 光雄 ,  竹内 三喜夫
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2015-531039
公開番号(公開出願番号):特表2015-535141
出願日: 2013年09月10日
公開日(公表日): 2015年12月07日
要約:
本発明は、半導体デバイスの分野に関し、詳細には逆PN接合を備えたGalnAsSb固溶体をベースとしたヘテロ構造、該ヘテロ構造を製造する方法、および該ヘテロ構造をベースとした発光ダイオードに関する。提供されるヘテロ構造は、GaSbを含む基板と、GalnAsSb固溶体を含有し、基板の上側に設けられた活性層と、AlGaAsSb固溶体を含有し、活性層の上側に設けられた、多数キャリアを局在化させるための閉じ込め層と、閉じ込め層の上側に設けられ、GaSbを含むコンタクト層とを備え、ヘテロ構造は、GalnAsSb固溶体を含有し、基板と活性層との間に設けられたバッファ層をさらに備え、該バッファ層は、活性層より少ないインジウム(In)を含有する。バッファ層の使用により、少数キャリアを活性領域に局在化させることが可能になり、これにより放射再結合の量が増加し、ヘテロ構造の量子効率が増加する。さらに、バッファ層の使用により、基板から活性領域の中に侵入する欠陥の影響を最小化し、これにより深いアクセプタレベルの減少をもたらし、よって非放射性SRH(ショックレー・リード・ホール)再結合の量が減少し、ヘテロ構造の量子効率が増加する。提供されるヘテロ構造をベースとして製造された発光ダイオードは、1.8〜2.4μmの中赤外スペクトル範囲で発光する。
請求項(抜粋):
GalnAsSb固溶体をベースとしたヘテロ構造であって、 GaSbを含む基板と、 GalnAsSb固溶体を含み、基板の上側に設けられた活性層と、 AlGaAsSb固溶体を含み、活性層の上側に設けられた、多数キャリアを局在化させるための閉じ込め層と、 閉じ込め層の上側に設けられ、GaSbを含むコンタクト層とを備え、 ヘテロ構造は、GalnAsSb固溶体を含み、基板と活性層との間に設けられたバッファ層をさらに備え、 該バッファ層は、活性層より少ないインジウム(In)を含有することを特徴とする、ヘテロ構造。
IPC (4件):
H01L 33/30 ,  H01L 21/208 ,  G01N 21/01 ,  G01N 21/350
FI (4件):
H01L33/00 184 ,  H01L21/208 S ,  G01N21/01 D ,  G01N21/3504
Fターム (20件):
2G059AA01 ,  2G059BB01 ,  2G059CC04 ,  2G059CC13 ,  2G059GG02 ,  2G059HH01 ,  5F053AA01 ,  5F053DD20 ,  5F053JJ01 ,  5F053JJ03 ,  5F053LL02 ,  5F241AA40 ,  5F241AA43 ,  5F241CA03 ,  5F241CA07 ,  5F241CA34 ,  5F241CA63 ,  5F241CA74 ,  5F241CA85 ,  5F241CA92
引用特許:
審査官引用 (6件)
  • 特開昭61-044479
  • 特開平4-079274
  • 特開昭57-143879
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引用文献:
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