特許
J-GLOBAL ID:201503013163662351

長尺帯状体の搬送制御方法と長尺帯状体の表面処理方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 上田 章三
公報種別:特許公報
出願番号(国際出願番号):特願2012-009071
公開番号(公開出願番号):特開2013-147701
特許番号:特許第5794151号
出願日: 2012年01月19日
公開日(公表日): 2013年08月01日
請求項(抜粋):
【請求項1】 長尺帯状体を巻き出す巻出ロールと、長尺帯状体を巻き取る巻取ロールと、巻出ロールと巻取ロール間に設けられかつサーボモータにより回転駆動されるキャンロールと、キャンロールの上流側に設けられかつサーボモータにより回転駆動されると共に巻出ロールから供給された上記長尺帯状体をキャンロールに搬入させる前フィードロールと、キャンロールの下流側に設けられかつキャンロールから送り出される長尺帯状体を上記巻取ロール側へ搬出させる後フィードロールとを備え、前フィードロールの周速度をキャンロールの周速度より遅くしてキャンロールに搬入される長尺帯状体に対し搬入張力を付与し、かつ、後フィードロールの周速度をキャンロールの周速度と同一若しくはキャンロールの周速度より速くしてキャンロールから送り出される長尺帯状体に対し搬出張力を付与しながら長尺帯状体の搬送を行なう搬送制御方法において、 (A)事前の搬送条件設定段階において上記前フィードロールの周速度を低速から高速へ連続的に変化させ、キャンロールに搬入される長尺帯状体がスリップする状態から前フィードロールとキャンロール間で弛む状態になるまで、下記定義の「前フィード率」を連続的に変化させる周速度調整工程と、 (B)上記周速度調整工程において「前フィード率」を連続的に変化させたときの「キャンロールのモータ軸トルクCn」と「前フィードロールのモータ軸トルクFn」をそれぞれ測定し、下記数式(1)から計算される長尺帯状体の「搬入張力」Ffをその都度求める搬入張力計算工程と、 (C)連続的に変化させた「前フィード率」と、各「前フィード率」に対応する長尺帯状体の「搬入張力」Ffとの関係をグラフ化し、得られたグラフから「搬入張力」Ffが高過ぎて前フィードロールとキャンロール間の長尺帯状体がスリップしてしまうことが確認される「スリップ領域」と、「搬入張力」Ffが低過ぎて前フィードロールとキャンロール間の長尺帯状体が弛んでしまうことが確認される「弛み領域」と、これ等「スリップ領域」と「弛み領域」間に存在して長尺帯状体がスリップや弛みを起こすことなくキャンロールの外周面に密着しながら搬送されることが確認される「グリップ領域」をそれぞれ求め、求めた「グリップ領域」の範囲内から「搬入張力」Ffを設定する条件設定工程と、 (D)「グリップ領域」の範囲内から設定した上記「搬入張力」Ffが一定となるように、キャンロールにおけるサーボモータの「モータ軸トルクCn」と、前フィードロールにおけるサーボモータの「モータ軸トルクFn」それぞれを制御する制御工程、 を具備することを特徴とする長尺帯状体の搬送制御方法。 「前フィード率」=(前フィードロールの周速度÷キャンロールの周速度)×100 搬入張力Ff=Cn×Cg÷Cr-Fn×Fg÷Fr 式(1) (但し、式1中、Cgはキャンロールのギア比、Crはキャンロールのロール半径を示し、Fgは前フィードロールのギア比、Frは前フィードロールのロール半径を示す)
IPC (4件):
C23C 14/56 ( 200 6.01) ,  C23C 14/20 ( 200 6.01) ,  B65H 23/14 ( 200 6.01) ,  C23C 16/54 ( 200 6.01)
FI (4件):
C23C 14/56 B ,  C23C 14/20 A ,  B65H 23/14 ,  C23C 16/54
引用特許:
出願人引用 (12件)
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審査官引用 (12件)
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