特許
J-GLOBAL ID:201503017762470155

3段階方式矩形波多重パルスを利用した藻類細胞への遺伝子導入法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 矢野 裕也
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2013-138581
公開番号(公開出願番号):特開2015-008708
出願日: 2013年07月02日
公開日(公表日): 2015年01月19日
要約:
【課題】 細胞壁を有した状態のままの真核藻類細胞に直接施用可能な技術であって、藻類の種類に限定されることなく高効率で再現性良く遺伝子導入及び形質転換を行うことができる技術を提供することを課題とする。【解決手段】 細胞壁を有した状態の緑藻類又は珪藻類の細胞と核酸分子を含有する溶液に対して、高電圧で短時間の矩形波電気パルス(第1電気パルス)の総電力量を所定範囲条件になるようにして与え、次いで低電圧で長時間の矩形波電気パルス(第2電気パルス)を2回以上与え、次いで、前記第2電気パルスとは逆の極性の低電圧で長時間の矩形波電気パルス(第3電気パルス)を2回以上与えて、3段階方式矩形波多重パルスによる電気穿孔(エレクトロポレーション)を行うことことを特徴とする、真核藻類の細胞に外来遺伝子を導入する方法、;及び、前記方法により真核藻類の細胞を形質転換する方法、;を提供する。【選択図】 図1
請求項(抜粋):
細胞壁を有した状態の緑藻類細胞と核酸分子を含有する溶液に対して、前記溶液に1回又は2回以上の下記(A)に記載の条件を満たす矩形波電気パルスを、電力量の合計が1.3〜4.9J/100μLになるように与え;次いで下記(B1)及び(B2)に記載の条件を満たす矩形波電気パルスを2回以上与え、;次いで下記(C1)〜(C3)に記載の条件を満たす矩形波電気パルスを2回以上与えることにより、;3段階方式矩形波多重パルスによる電気穿孔を行うことを特徴とする、真核藻類の細胞に外来遺伝子を導入する方法。 (A):1パルスの電圧が750V/cm以上である矩形波電気パルス。 (B1):1パルスの電圧が150V/cm以下である矩形波電気パルス。 (B2):1パルスの電力量が0.02〜0.6J/100μLである矩形波電気パルス。 (C1):上記(B1)及び(B2)に記載の条件を満たす電気パルスとは逆の極性の矩形波電気パルス。 (C2):1パルスの電圧が150V/cm以下である矩形波電気パルス。 (C3):1パルスの電力量が0.02〜0.6J/100μLである矩形波電気パルス。
IPC (4件):
C12N 15/09 ,  C12N 1/13 ,  A01H 1/00 ,  A01H 13/00
FI (4件):
C12N15/00 A ,  C12N1/13 ,  A01H1/00 A ,  A01H13/00
Fターム (18件):
2B030AA07 ,  2B030CA15 ,  4B024AA20 ,  4B024BA80 ,  4B024CA20 ,  4B024DA01 ,  4B024DA20 ,  4B024EA04 ,  4B024FA10 ,  4B024GA14 ,  4B024GA17 ,  4B024GA19 ,  4B065AA83X ,  4B065AB01 ,  4B065BA03 ,  4B065BB02 ,  4B065BD50 ,  4B065CA60

前のページに戻る