特許
J-GLOBAL ID:201503018179911840
噴霧化による肺サーファクタントの投与方法及びシステム
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (3件):
杉村 憲司
, 岡野 大和
, 太田 昌宏
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2015-506195
公開番号(公開出願番号):特表2015-514481
出願日: 2013年04月12日
公開日(公表日): 2015年05月21日
要約:
本発明の好ましい実施形態による方法及びシステムはエアロゾル薬剤の投与を最適化することができる。特に、本発明の好ましい実施形態によるシステムは超低年齢児(例えば早産児)への外因性肺サーファクタントの投与を可能にする。カテーテル101が噴霧化されたサーファクタントを咽頭後部に直接搬送することで侵襲的処置なしで薬剤の投与の効率を高めることができ、これは新生児呼吸窮迫症候群(nRDS)を患う早産児のような極若年患者にとって特に重要である。本発明の好ましい実施形態によれば、カテーテルは生体適合性材料(例えばプラスチック材料)製である。カテーテルは、装置の剛性を高め位置決め操作の容易さを向上させるために、剛性骨格構造(例えば、金属製)と結合することができる。本発明の好ましい実施形態では、噴霧化された薬剤の送達は空気ブラスト技術によって行われる。【選択図】図1
請求項(抜粋):
薬剤を自発呼吸下の患者に送達するシステムであって、
(i)前記患者の咽頭後部に到達するように構成された可撓性のカテーテルであって、液状薬剤の流れを前記患者の咽頭部中を通って搬送するように構成された少なくとも第1のチャネル及び加圧ガスの流れを前記患者の咽頭部中を通って搬送する少なくとも第2のチャネルを含むカテーテル、
(ii)前記少なくとも第1のチャネルの第1の端部に接続され、前記液状薬剤の液柱を前記少なくとも第1のチャネルの第2の端部に向けて押す圧力を発生するように構成された第1のポンプ手段、
(iii)前記少なくとも第2のチャネルの第1の端部に接続され、加圧ガスの流れを発生するよう構成され、且つ前記液状薬剤の液柱及び前記加圧ガスが前記咽頭腔内で出会うとき、前記液柱が複数の粒子に分裂され、噴霧化した薬剤が前記患者の肺に送達されるように構成された第2のポンプ手段、及び
(iv)前記少なくとも第1のチャネルに接続され、前記患者の前記咽頭腔内の圧力を示す値を測定する圧力センサを備え、この圧力を示す値は患者が吸気相にあるのか呼気相にあるのかを決定し、前記第1のポンプ手段を吸気中のみ選択的に駆動するために使用される、
ことを特徴とするシステム。
IPC (2件):
FI (3件):
A61M11/02 Z
, A61M16/00 305A
, A61M16/00 343
引用特許: