特許
J-GLOBAL ID:201503021443668144

油圧式オートテンショナ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (4件): 鎌田 直也 ,  鎌田 文二 ,  中谷 弥一郎 ,  清水 隆
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2013-196488
公開番号(公開出願番号):特開2015-064004
出願日: 2013年09月24日
公開日(公表日): 2015年04月09日
要約:
【課題】エンジンの通常運転時および始動時において適正な張力をベルトに付与することができるようにした油圧式オートテンショナを提供する。【解決手段】シリンダ1の底面上に起立するバルブスリーブ4の内部にロッド5を摺動自在に挿入してバルブスリーブ内に圧力室6を設け、ロッドとバルブスリーブをリターンスプリング8によって伸長する方向に付勢する。ロッドに押込み力が負荷された際に圧力室内のオイルがバルブスリーブとロッドの摺動面間に形成されたリーク隙間19からリークするオイルの粘性抵抗により圧力室内に油圧ダンパ力を発生させて押込み力を緩衝する。バルブスリーブとロッドの摺動面間にシールリング20を組み込み、シールリングに設けられた合口21でのオイル流通量をリーク隙間でのオイル流通量より大きくし、かつ、圧力室内の急激な圧力上昇時にリーク隙間から合口にリークオイルが集中して干渉し合う大きさに設定する。【選択図】図1
請求項(抜粋):
オイルが入れられた底付きシリンダの底面上にバルブスリーブを突設し、そのバルブスリーブの内部にロッドの下端部を摺動自在に挿入してバルブスリーブ内に圧力室を設け、前記ロッドの上部に設けられたばね座とシリンダの底面間に、シリンダとロッドを伸張する方向に付勢するリターンスプリングを組込み、前記シリンダの内周とバルブスリーブの外周間にリザーバ室を設け、前記シリンダの底部には、そのリザーバ室の下部と前記圧力室の下部を連通する油通路を形成し、前記バルブスリーブの下部内に前記圧力室の圧力がリザーバ室内の圧力より高くなると閉鎖して圧力室と油通路の連通を遮断するチェックバルブを設け、前記ロッドに押込み力が負荷された際にチェックバルブを閉じ、圧力室内のオイルがバルブスリーブとロッドの摺動面間に形成されたリーク隙間からリークするオイルの粘性抵抗により圧力室内に油圧ダンパ力を発生させてロッドに負荷される押込み力を緩衝するようにした油圧式オートテンショナにおいて、 前記バルブスリーブとロッドの摺動面間にシールリングを組み込んで、その摺動面間をシールし、そのシールリングが周方向の一部に合口を有し、その合口でのオイル流通量を前記リーク隙間でのオイル流通量より大きくし、かつ、圧力室内の急激な圧力上昇時にリーク隙間から合口にリークオイルが集中し、干渉してオイルの流通を阻害する大きさに設定したことを特徴とする油圧式オートテンショナ。
IPC (1件):
F16H 7/12
FI (1件):
F16H7/12 A
Fターム (7件):
3J049AA01 ,  3J049BB05 ,  3J049BB13 ,  3J049BB23 ,  3J049BB26 ,  3J049BB35 ,  3J049CA03
引用特許:
審査官引用 (3件)

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