特許
J-GLOBAL ID:201503037733986410

ヒト可変領域を保有している抗体を産生するために有用な繁殖可能遺伝子導入動物

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (4件): 村山 靖彦 ,  志賀 正武 ,  渡邊 隆 ,  実広 信哉
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2014-543973
公開番号(公開出願番号):特表2015-502149
出願日: 2012年11月30日
公開日(公表日): 2015年01月22日
要約:
本発明は、内在性抗体鎖発現が不活性化されており、ヒト可変領域を保有している抗体を産生するために有用なマウス及びラットなどの繁殖可能非ヒト脊椎動物にとりわけ関する。この不活性化は、げっ歯類重鎖遺伝子座内に位置するADAM6遺伝子の欠失を生じ、前記遺伝子は繁殖のために不可欠である。前記AMAD6遺伝子の機能性コピーの導入は、繁殖可能マウス産生を可能にする。
請求項(抜粋):
遺伝子導入抗体重鎖遺伝子座に関してホモ接合性であるマウス細胞又は繁殖可能マウスの作製方法であって、 マウスが (a)染色体12のそれぞれのコピー上に各遺伝子導入重鎖遺伝子座を含み、及び (b)内在性抗体重鎖発現について不活性化されている ゲノムを有し、 方法が、 (c)1つ又は複数のヒトVH遺伝子セグメント、1つ又は複数のヒトD遺伝子セグメント及び1つ又は複数のヒトJH遺伝子セグメントを染色体12のDNAに、ヒト遺伝子セグメントがマウス又はヒト重鎖定常領域(場合によりCmu及び/又はCgamma)の上流に作動可能に連結されるように挿入するステップによって、遺伝子導入抗体重鎖遺伝子座を含む遺伝子導入マウス胚性幹細胞(ES細胞)を構築するステップ、 (d)ステップ(c)と同時に又は別々に、内在性抗体重鎖発現を不活性化するために前記染色体12のマウス内在性重鎖VDJ領域の全体又は部分を除去するステップであって、除去がマウスADAM6遺伝子を含むステップ、 (e)ステップ(c)又は(d)と同時に又は別々に、1つ又は複数のADAM6遺伝子をES細胞ゲノムに挿入するステップ、並びに場合により (f)繁殖可能マウス又はその後代にES細胞を成育させるステップであって、前記マウス又はその後代のゲノムが前記遺伝子導入重鎖遺伝子座に関してホモ接合性であり、且つ、ADAM6をコードしており、更には、内在性重鎖VDJ領域の全体又は部分がゲノム中の両方の染色体12から除去されており、場合により前記繁殖可能マウス又は後代がオスであるステップ のステップを含む方法。
IPC (5件):
C12N 15/09 ,  A01K 67/027 ,  C12N 5/10 ,  C07K 16/00 ,  A61K 39/395
FI (5件):
C12N15/00 A ,  A01K67/027 ,  C12N5/00 102 ,  C07K16/00 ,  A61K39/395 D
Fターム (27件):
4B024AA01 ,  4B024BA61 ,  4B024CA01 ,  4B024DA02 ,  4B024DA06 ,  4B024EA04 ,  4B024GA11 ,  4B024HA08 ,  4B065AA90X ,  4B065AA90Y ,  4B065AB01 ,  4B065AC20 ,  4B065BA01 ,  4B065CA44 ,  4C085AA13 ,  4C085AA16 ,  4C085BB43 ,  4C085DD62 ,  4C085DD88 ,  4C085DD90 ,  4C085EE01 ,  4H045AA11 ,  4H045BA09 ,  4H045CA40 ,  4H045DA75 ,  4H045EA20 ,  4H045FA74
引用特許:
審査官引用 (3件)
引用文献:
審査官引用 (9件)
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