特許
J-GLOBAL ID:201503076368353050

中枢神経系自己免疫疾患治療用のアンジオテンシン変換酵素阻害剤

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (4件): 牛木 護 ,  守屋 嘉高 ,  高橋 知之 ,  田中 淳二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2013-271243
公開番号(公開出願番号):特開2015-101585
出願日: 2013年12月27日
公開日(公表日): 2015年06月04日
要約:
【課題】ブラジキニンのEAEへの病態への関与を明らかにし、エナラプリルなどのACE阻害薬を有効成分として含有する医薬組成物の多発性硬化症(MS)などの中枢神経性脱髄性自己免疫疾患の治療への新たな用途、並びにその用法及び用量を開発する。【解決手段】ACE阻害薬であるエナラプリルの低用量投与は血清ブラジキニン濃度を上昇させ、中枢神経系へのインターロイキン-17陽性細胞の浸潤を低下させると共にEAEの臨床及び脱髄及び炎症性インデックス等の病理学的な重篤度を改善する。本発明で認めた高血圧症に対して使用される投与量の1/100から1/10の低用量での中枢神経性脱髄性自己免疫疾患に対する顕著な改善効果は、循環器領域での使用で認められる副作用を発現することなく、安全性の高い中枢神経系薬としての新たな用途としてアンジオテンシン変換酵素阻害薬を含有する医薬組成物と、そのための用法及び用量を提供する。【選択図】なし
請求項(抜粋):
中枢神経性脱髄性自己免疫疾患の治療、緩和及び/又は進展を抑制するためのアンジオテンシン変換酵素阻害薬を有効成分として含有する医薬組成物であって、該アンジオテンシン変換酵素阻害薬の投与量は、アンジオテンシン変換酵素によるブラジキニンの不活性化を低下し、インターロイキン-4(IL-4)、インターロイキン-6(IL-6)、インターロイキン-10(IL-10)、インターロイキン-17(IL-17)、インターフェロン-γ(INF-γ)及び腫瘍壊死因子-α(TNF-α)からなる群から選択される少なくとも1つのサイトカインの血清中濃度に影響を与えない用量であることを特徴する、医薬組成物。
IPC (7件):
A61K 45/00 ,  A61P 25/00 ,  A61P 43/00 ,  A61P 25/28 ,  A61K 31/401 ,  A61P 37/02 ,  A61K 38/55
FI (8件):
A61K45/00 ,  A61P25/00 ,  A61P43/00 111 ,  A61P43/00 105 ,  A61P25/28 ,  A61K31/401 ,  A61P37/02 ,  A61K37/64
Fターム (42件):
4C084AA02 ,  4C084AA03 ,  4C084AA17 ,  4C084BA01 ,  4C084BA14 ,  4C084BA23 ,  4C084CA59 ,  4C084DC40 ,  4C084MA13 ,  4C084MA17 ,  4C084MA28 ,  4C084MA31 ,  4C084MA35 ,  4C084MA37 ,  4C084MA52 ,  4C084MA56 ,  4C084MA60 ,  4C084MA63 ,  4C084MA66 ,  4C084NA05 ,  4C084NA06 ,  4C084ZA022 ,  4C084ZA162 ,  4C084ZB012 ,  4C084ZB212 ,  4C084ZC202 ,  4C084ZC412 ,  4C086AA01 ,  4C086AA02 ,  4C086BC07 ,  4C086GA16 ,  4C086MA01 ,  4C086MA04 ,  4C086MA52 ,  4C086NA05 ,  4C086NA06 ,  4C086ZA02 ,  4C086ZA16 ,  4C086ZB01 ,  4C086ZB21 ,  4C086ZC20 ,  4C086ZC41
引用特許:
審査官引用 (2件)
引用文献:
審査官引用 (8件)
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