特許
J-GLOBAL ID:201503077348813272

質量分析方法及び質量分析装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 特許業務法人京都国際特許事務所
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2013-219771
公開番号(公開出願番号):特開2015-081836
出願日: 2013年10月23日
公開日(公表日): 2015年04月27日
要約:
【課題】ISDマススペクトルからインソース分解により生成したフラグメントイオンを確実に識別し、ペプチドやタンパク質の同定精度を向上させる。【解決手段】レーザ光パワーを複数段階に変えてISD-MS分析を行い、それぞれマススペクトルを取得する(S1-S2)。主としてインソース分解により生成されるc系列フラグメントイオンは、主としてクーリングによる意図しない開裂で生成されるb系列イオン等と異なり、低レーザ光パワーにおいて信号強度増加が顕著である。そこで、複数のISDマススペクトルに共通のイオンを基準として各ISDマススペクトルにおいて他のピークの強度を規格化し(S4)、複数のISDマススペクトル間で同じm/zのピークの相対強度を比較する(S5)。その結果により、c系列フラグメントイオンを識別し(S6)、フラグメントイオン情報を利用しつつペプチドの同定等を実施する(S7)。【選択図】図2
請求項(抜粋):
マトリクス支援レーザー脱離イオン化(MALDI)イオン源と、イオンを一時的に保持するイオントラップとを具備し、前記イオントラップにより又は該イオントラップとは別に具備された質量分離部により、イオンを質量電荷比に応じて分離して検出する質量分析装置を用いた質量分析方法であって、 a)同一の試料に対し、MALDIイオン源において試料に照射するレーザ光のパワーを複数段階に変化させつつインソース分解を利用した質量分析を行い、それぞれマススペクトルを取得するマススペクトル取得ステップと、 b)前記複数のマススペクトルで観測される任意のピークの信号強度を基準として、その各マススペクトルにおいて他のピークの相対強度を求め、複数のマススペクトルの間で同一の質量電荷比を持つピークの相対強度を比較することにより、該ピークに対応するフラグメントイオンのイオン系列を識別するフラグメントイオン識別ステップと、 を実行することを特徴とする質量分析方法。
IPC (4件):
G01N 27/62 ,  G01N 27/64 ,  H01J 49/26 ,  H01J 49/10
FI (6件):
G01N27/62 D ,  G01N27/62 V ,  G01N27/64 B ,  G01N27/62 E ,  H01J49/26 ,  H01J49/10
Fターム (16件):
2G041CA01 ,  2G041DA04 ,  2G041FA12 ,  2G041GA04 ,  2G041GA07 ,  2G041GA08 ,  2G041GA09 ,  2G041GA11 ,  2G041GA13 ,  2G041GA24 ,  2G041GA29 ,  2G041KA01 ,  2G041LA06 ,  2G041MA02 ,  5C038GG07 ,  5C038HH28
引用特許:
審査官引用 (2件)

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