特許
J-GLOBAL ID:201503087420431156
積層体
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
特許業務法人ライトハウス国際特許事務所
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2013-259881
公開番号(公開出願番号):特開2015-116676
出願日: 2013年12月17日
公開日(公表日): 2015年06月25日
要約:
【課題】可塑剤が水によって抽出され難くかつ揮発し難く、含水率の高い積層体を低温及び低湿度の雰囲気で急激に乾燥させても積層体中で水や可塑剤がポリビニルアセタールと相分離し難く、水や可塑剤の層間へのブリードが起こり難い積層体の提供。亦長期間使用した場合、臭気の発生を抑えて、ポリビニルアセタールの安定化効果を維持でき、白化の発生を防止できる積層体の提供。【解決手段】平均残存水酸基量がX(モル%)のポリビニルアセタール(A)、可塑剤(Ap)及び分散剤(Ad)を含むA層と、平均残存水酸基量がY(モル%)のポリビニルアセタール(B)及び可塑剤(Bp)を含み、分散剤(Bd)を含んでいても良いB層とを備え、X≧Yであり、B層は、ポリビニルアセタール(B)100質量部に対してC8〜12のカルボン酸のナトリウム塩、特に好ましくは2-エチルヘキサン酸ナトリウム0.004〜0.08質量部を含む、積層体。【選択図】なし
請求項(抜粋):
平均残存水酸基量がX(モル%)であるポリビニルアセタール(A)、可塑剤(Ap)及び分散剤(Ad)を含むA層と、平均残存水酸基量がY(モル%)であるポリビニルアセタール(B)及び可塑剤(Bp)を含み、分散剤(Bd)を含んでいても良いB層とを備え、
X≧Yであり、
B層は、さらに、ポリビニルアセタール(B)100質量部に対して炭素数8〜12のカルボン酸のナトリウム塩0.004〜0.08質量部を含み、
A層中の可塑剤(Ap)の含有量に対する分散剤(Ad)の含有量の質量比が、B層中の可塑剤(Bp)の含有量に対する分散剤(Bd)の含有量の質量比より大きく、
可塑剤(Ap)がm価アルコール1分子(mは2〜4の自然数を表す)と炭素数8〜20の一価カルボン酸m分子とのエステル化反応で得られる化学構造を有するエステル化合物であり、
分散剤(Ad)が可塑剤(Ap)の少なくとも1つのエステル結合を加水分解して得られる化学構造を有しかつ(m-1)〜1個の水酸基と1〜(m-1)個のエステル結合を有する化合物であり、
可塑剤(Bp)がn価アルコール1分子(nは2〜4の自然数を表す)と炭素数8〜20の一価カルボン酸n分子とのエステル化反応で得られる化学構造を有するエステル化合物であり、
分散剤(Bd)が可塑剤(Bp)の少なくとも1つのエステル結合を加水分解して得られる化学構造を有しかつ(n-1)〜1個の水酸基と1〜(n-1)個のエステル結合を有する化合物である、
積層体。
IPC (4件):
B32B 27/22
, B32B 27/30
, C08L 29/14
, C03C 27/12
FI (4件):
B32B27/22
, B32B27/30 102
, C08L29/14
, C03C27/12 D
Fターム (27件):
4F100AH02A
, 4F100AH02B
, 4F100AK23A
, 4F100AK23B
, 4F100BA02
, 4F100BA03
, 4F100CA04A
, 4F100CA04B
, 4F100CA30A
, 4F100CA30B
, 4F100EJ39
, 4F100GB07
, 4G061AA11
, 4G061BA01
, 4G061CB03
, 4G061CB18
, 4G061CD02
, 4G061CD18
, 4J002BE061
, 4J002EG028
, 4J002EH046
, 4J002EH047
, 4J002EH056
, 4J002EH057
, 4J002EH156
, 4J002EH157
, 4J002GF00
引用特許:
出願人引用 (3件)
-
可塑剤
公報種別:公開公報
出願番号:特願平10-135387
出願人:積水化学工業株式会社
-
合わせガラス用中間膜および合わせガラス
公報種別:公開公報
出願番号:特願平10-135388
出願人:積水化学工業株式会社
-
特許第5373232号
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