抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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高度不飽和脂肪酸による臓器退行変化に対するビタミンE(E)効果を知るためラットを対照(+E群),E欠乏(-E群),過剰NaCl(-E・NaCl群)に分け15%あまに油添加飼料で10週間飼育した.-E群はじん系球体,尿細管に変化あり,じん臓自己融解が起り,クレアチン尿が増加し,赤血球溶血も高率で,発育緩慢,水摂取多量でじん,こう丸,ひ臓肥大,体脂肪減少と黄褐色化,性器周辺外見異常,血尿,ヘモグロビン尿,ウロビリン尿などの所見があった.-E・NaCl群は当所の発育,水摂取量,赤血球溶血率,クレアチン尿の成績は-E群より良好だがじん損傷が顕著だった.りん脂質パターンは,じん臓は-E群でレシチン,スフィンゴミエリン(S)が減少し,-E・NaCl群でレシチンが-E群より増え,Sは+E群に近い.こう丸は-E群のSが著しく増加した.Eはじん臓自己融解など早期欠乏徴候には有効でクレアチン尿増加などは抑え得なかった:参15