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J-GLOBAL ID:201602017145866011   整理番号:64A0265060

食肉脂質の脂肪酸組成(I)ブタ,ウシとメンヨウ脂質の脂肪酸組成

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資料名:
巻: 38  号:ページ: 59-63  発行年: 1964年 
JST資料番号: F0231A  ISSN: 0002-1407  CODEN: NNKKAA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
発行国: 日本 (JPN) 
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本邦産食肉脂質の脂肪酸組成を明らかにするため,ブタ,ウシおよびメンヨウの体脂肪,腎臓脂肪および赤肉脂肪を用いて,それぞれ8~10種の試料の脂肪酸をガスクロマトグラフィーによって分析した.種内部位単位で各脂肪酸の平均値,標準偏差および信頼限界,同様に総飽和脂肪酸,総不飽和脂肪酸のそれらを算出した結果,総飽和,総不飽和脂肪酸ともに種間と部位間に差がみられ,特に種間の差は部位間の差よりも大であると推定した.このような差がどの種,どの部位に著しいかを検定するために,種内部位間および部位内種間の平均値の差の有意性を検定して,ブタではC14,C16とC18において腎臓脂肪と赤肉脂肪に比べて体脂肪と腎臓脂肪,体脂肪と赤肉脂肪に比較的有意差を認め,ウシ,メンヨウでは腎臓脂肪と赤肉脂肪の間に,他の部位間より大きい有意差を示す脂肪酸が多く,種間ではブタがウシ,メンヨウに対して比較的大きい有意差を示すことを認めた.本邦産の食肉動物の脂肪酸組成は外国産に比べ,飽和脂肪酸が少なくて,不飽和脂肪酸が多く,ブタでは約13%,ウシでは約12%,メンヨウでは約8%,それぞれに差があり,これらはC18,C181=とC182=の含量の差が原因であった.

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