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J-GLOBAL ID：201602202417255132   整理番号：16A0189966

小学校の環境教育を支援する人の学びの分析-大学生と自然観察グループによる支援活動の事例から-

著者 (2件)： 樋口利彦 (東京学芸大) ,  秦範子 (東京農工大 大学院連合農学研究科)
資料名： 環境教育  (Environmental Education)
巻： 25  号： 2  ページ： 28-39  発行年： 2015年11月30日 
JST資料番号： L5448A  ISSN： 0917-2866  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本稿では,小学校の自然学習の同じ単元に,地域の自然観察グループと大学の学生による授業支援が組み込まれたケーススタディの実践教育を取り上げた。学校のカリキュラムに位置付けられた環境教育の授業を支援する自然観察グループと学生を対象に調査を行ない,教育実践を通じて支援者に生じる学びを明らかにすることを目的とした。調査は授業を支援した人へのインタビュー調査を主要なデータとした。また前段階として,授業支援における児童の学びの評価が必要であると考え,担任教師へのインタビュー調査と授業支援後の児童への質問紙調査を実施した。その結果,支援に関わった人は共通して,授業を通じて児童の感性や能力を感じ取り,教育実践の評価や反省,考えを語った。児童との相互作用により支援者は意識を変容させたと考えられた。

シソーラス用語： *小学校 ,  児童 ,  *環境教育 ,  観察 ,  大学生 ,  面接調査 ,  アンケート ,  変化 ,  *相互作用 ,  東京都 ,  教師 ,  学校教育 ,  地形要素 ,  崖 ,  自然観察 ,  質問紙調査
準シソーラス用語： 意識変化 ,  *学習支援 ,  教育実践

分類 (2件)： 環境工学一般  (SA01010K) ,  科学技術教育  (AA04000C)

引用文献 (10件)：

• 藤岡達也,2002,「科学教育・環境教育推進の立場から捉えた学校と地域の連携システムの構築-大阪府における学校と野外活動センター、民間企業等の連携を例に-」、日本科学教育学会研究会研究報告,17(2),47-52.
• 舟島なをみ,2007,『質的研究への挑戦』(第2版),医学書院(東京).
• 樋口耕一,2004,「テキスト型データの計量的分析-2つのアプローチの峻別と統合-」,『理論と方法』,19(1),101-115.
• 稲守将基・荻原彰,2009,「環境教育における小学校・市民団体間の連携について-問題点と持続的連携の条件及び効果的連携のための提言-」、『環境教育』,19(2),47-57.
• 近藤祐一郎・長瀬公秀・佐藤智史・江成敬次郎,2004,「自由記述文による総合的な学習の評価-環境に対する生徒の意識調査をとおして-」,『環境教育』,13(2):13-24.

タイトルに関連する用語 (10件)： 小学校 ,  環境教育 ,  支援 ,  人 ,  学び ,  分析 ,  大学生 ,  自然観察 ,  グループ ,  活動