文献

J-GLOBAL ID：201602205440480533   整理番号：16A0145759

理科室で授業の理解を支援するロボットシステム

A Robot in a Science Room to Help Understanding of Science Class

著者 (6件)： 小松原剛志 (大阪大学) ,  小松原剛志 (ATR知能ロボティクス研究所) ,  塩見昌裕 (ATR知能ロボティクス研究所) ,  神田崇行 (ATR知能ロボティクス研究所) ,  石黒浩 (大阪大学) ,  萩田紀博 (ATR知能ロボティクス研究所)
資料名： 日本ロボット学会誌  (ロボ學)
巻： 33  号： 10  ページ： 789-799 (J-STAGE)  発行年： 2015年 
JST資料番号： Y0482A  ISSN： 0289-1824  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ロボットを教育支援に利用する取り組みが進んでいる。本稿では,ロボットを理科室に導入し,子供たちと理科の授業に関するクイズなどを通じて,理科の授業に対する理解を支援する取り組みについて紹介した。理科室に複数のセンサを設置し,音声認識のみをオペレータが代替することで,ロボットが子どもたちの位置や個人同定を自律的に行いながら,半自律的に子どもたちと関わるシステム開発を行った。距離画像センサを利用した人位置推定システム,ロボットが子どもたちの名前を呼ぶための個人同定システム,遠隔操作システムを用いたWOZ形式による音声認識システム等から成るロボットシステムを説明した。子どもたちのロボットとのかかわり方の変化,ロボットの行動設計による授業理解度への影響等,実験結果に言及した。

シソーラス用語： 計算機利用システム ,  助成 ,  *音声認識 ,  システム ,  了解度 ,  *認識 ,  認証 ,  *遠隔制御 ,  教育支援システム ,  ロボットシステム ,  個人認証 ,  度
準シソーラス用語： 教育支援 ,  理解度【通信】 ,  個人同定 ,  遠隔操作 ,  遠隔操作システム

分類 (2件)： 技術教育  (IA01050S) ,  ロボット工学一般  (IC04011S)

引用文献 (21件)：

• [1] A. Chioccariello, S. Manca and L. Sarti: ‘Children's playful learning with a robotic construction kit,’ J. Siraj-Blatchford eds., Developing New Technologies for Young Children. pp.93–174, 2001.
• [2] S. Hussain, J. Lindh and G. Shukur: “The effect of LEGO Training on Pupils' School Performance in Mathematics, Problem Solving Ability and Attitude: Swedish Data,” Educational Technology & Society, vol.9, no.3, pp.182–194, 2006.
• [3] J. Han, M. Jo, V. Jones and J.H. Jo: “Comparative Study on the Educational Use of Home Robots for Children,” Journal of Information Processing Systems, vol.4, no.4, pp.159–168, 2008.
• [4] T. Kanda, T. Hirano, D. Eaton and H. Ishiguro: “Interactive Robots as Social Partners and Peer Tutors for Children: A Field Trial,” Human-Computer Interaction, vol.19, pp.61–84, 2004.
• [5] T. Kanda, M. Shimada and S. Koizumi: “Children learning with a social robot,” ACM/IEEE Int. Conf. on Human-Robot Interaction (HRI 2012), pp.351–358, 2012.

タイトルに関連する用語 (5件)： 理科 ,  授業 ,  理解 ,  支援 ,  ロボット