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J-GLOBAL ID：201602210484580130   整理番号：16A0313712

沿岸漁業を対象にした電動船外機船に関する経済性の評価

An Evaluation of Economic Efficiency of an Electric Outboard Motorboat for a Coastal Fishery

著者 (4件)： 羽田野修一 (大分県中津東高) ,  宮下晃一 (鳴門教大) ,  伊藤陽介 (鳴門教大) ,  谷野勝敏 (大分大 教育福祉科学)
資料名： 日本産業技術教育学会誌  (Journal of the Japan Society of Technology Education)
巻： 58  号： 1  ページ： 31-38  発行年： 2016年03月25日 
JST資料番号： L4304A  ISSN： 0286-5580  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本論文では,再生可能エネルギーの活用,地球温暖化への対策として,沿岸漁業用の電動船外機船を開発し実証試験を行って得られた結果に基づいて,その経済性を評価した。電動船外機の製造費用は,2010年ではエンジン船外機の5.83倍であったが,2020年頃にはリチウムイオンバッテリの価格低下や量産効果などによって2倍以下にまで低下することが予測された。また,電動船外機船のエネルギー経費はエンジン船外機船に較べて0.27倍となり,排出権取引なども考慮した経済性の優位性を明らかにした。さらに,沿岸漁業の現状を考慮して構築された電動船外機船の活用モデルを提案し,その実現性について検討するとともに,電動船外機船の技術教育への教材化について述べた。(著者抄録)

シソーラス用語： *沿岸漁業 ,  *船用機関 ,  経済性 ,  *再生エネルギー ,  対策 ,  地球温暖化 ,  電動機応用 ,  リチウムイオン電池 ,  技術教育 ,  地球温暖化対策 ,  *船外機関 ,  教育
準シソーラス用語： 再生可能エネルギー ,  *船外機

分類 (2件)： 環境問題  (SA01020V) ,  科学技術教育  (AA04000C)

引用文献 (23件)：

• 賞雅寛而・波津久達也: モーター駆動ウォータージェット推進船の開発, 日本混相流学会誌, 第27巻, 第1号, pp.30-37 (2013)
• 南繁行: プラグインハイブリッド船の開発経緯とその研究経験から学ぶこと, 科学・技術研究, 第1巻, 第2号, pp.115-122 (2012)
• 長野章・本松敬一郎・古屋温美・他2名: 採貝藻漁業における電機推進機利用の現状とCO₂排出削減効果に関する研究, 日本水産工学会学術講演会講演論文集, 第23巻, pp.33-36 (2011)
• 羽田野修一・谷野勝敏・木本茂夫: クリーンエネルギーとしての電気の将来性について, 漁船の電動化による温暖化防止, 日本産業技術教育学会九州支部論文集, 第17巻, pp.1-5 (2009)
• 羽田野修一・谷野勝敏・馬場徹朗: クリーンエネルギーとしての電気の将来性~船種による電動化の効果の比較~, 日本産業技術教育学会九州支部論文集, 第19巻, pp.113-116 (2011)

タイトルに関連する用語 (4件)： 沿岸漁業 ,  船外機 ,  経済 ,  評価