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J-GLOBAL ID：201602211775958884   整理番号：16A0471717

先進粉体材料設計 低炭素白色Si-O-C(-H)セラミックス粉体の特徴と物理特性

著者 (3件)： 成澤雅紀 (Osaka Prefecture Univ.) ,  河相武利 (Osaka Prefecture Univ.) ,  井上博史 (Osaka Prefecture Univ.)
資料名： セラミックス  (Bulletin of the Ceramic Society of Japan)
巻： 51  号： 6  ページ： 374-376  発行年： 2016年06月01日 
JST資料番号： S0291A  ISSN： 0009-031X  CODEN： SERAA7  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 近年,高度に架橋したシロキサンポリマを不活性雰囲気で焼成・脱炭した低炭素シリコンオキシカーバイドセラミック微粒子では,可視部における透明性が確保される。また,近紫外励起により特徴的な発光(量子吸率:2~3%)を示すことが見出された。本稿では,この低炭素シリコンオキシカーバイドセラミック微粒子の特徴と物理特性を紹介した。まず,シリコン系微粒子前駆体の特徴を述べた。それは各種プラスチック材への光学的フィラ,塗装,潤滑,化粧品に使用される。次に,水素脱炭によって得られる低炭素Si-O-C(-H)セラミックスの発光特性を解説した。SiCクラスタなど量子化された半導体ドメインに起因する発光,無機ネットワークの中の欠陥,欠損に起因する発光,以上3つの発光メカニズムに大別される。最後に,白色Si-O-C(-H)アモルファスの構造安定性について述べた。構造がランダムなことを合せて考慮すると高い構造安定性が期待できる。

シソーラス用語： *ケイ素化合物 ,  酸化物 ,  炭化物 ,  *セラミック ,  光ルミネセンス ,  微粒子 ,  *光学的性質 ,  可視光 ,  FTIR分光法 ,  赤外吸収スペクトル ,  ポリシロキサン ,  ポリシルセスキオキサン ,  前駆体 ,  非晶質 ,  熱安定性
準シソーラス用語： アモルファス ,  シリコンオキシカーバイド ,  フォトルミネセンス ,  構造安定性 ,  低炭素化

分類 (2件)： セラミック・磁器の性質  (YC03030G) ,  ルミネセンス一般  (BM08091B)

引用文献 (19件)：

• G. M. Renlund et al., J. Mater. Res., 6, 2716-2722 (1991).
• C. G. Pantano et al., J. Sol-Gel Sci. Technol., 14, 7-25 (1999).
• A. Karakuscu et al., J. Am. Ceram. Soc., 92, 2969-74 (2009).
• M. Narisawa et al., Bull. Chem. Soc. Japan, 85, 724-726 (2012).
• M. Narisawa et al., J. Am. Ceram. Soc., 98, 3373-3380 (2015).

タイトルに関連する用語 (7件)： 粉体材料 ,  設計 ,  炭素 ,  白色 ,  Si ,  セラミックス粉体 ,  物理特性