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J-GLOBAL ID：201602212417812789   整理番号：16A0252103

調理による牛肉・山菜類・果実類の放射性セシウム濃度及び総量の変化

Effects of Cooking Process on the Changes of Concentration and Total Amount of Radioactive Caesium in Beef, Wild Plants and Fruits

著者 (7件)： 鍋師裕美 (国立医薬品食品衛生研究所) ,  堤智昭 (国立医薬品食品衛生研究所) ,  植草義徳 (国立医薬品食品衛生研究所) ,  松田りえ子 (国立医薬品食品衛生研究所) ,  穐山浩 (国立医薬品食品衛生研究所) ,  手島玲子 (国立医薬品食品衛生研究所) ,  蜂須賀暁子 (国立医薬品食品衛生研究所)
資料名： Radioisotopes  (Radioisotopes)
巻： 65  号： 2  ページ： 45-58 (J-STAGE)  発行年： 2016年 
JST資料番号： G0494A  ISSN： 0033-8303  CODEN： RAISAB  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 牛肉,山菜類,果実類,キノコを用いて調理前後の放射性セシウム濃度を測定し,除去効果を検討した結果,調味液へ浸漬してから牛肉を乾燥させた場合や山菜類をあく抜きした場合では,調理前の80%以上の放射性セシウムが除去され,調味液への浸漬やゆで調理,及びこれらの工程後の水さらしが放射性セシウム除去に有効であることが示された。しかし,牛肉及び果実の単純な乾燥,果実類のジャム,焼きシイタケ,山菜類のてんぷらでは,放射性セシウムはほとんど食品から除去されなかった。調理法によっては,放射性セシウムの総量に変化はないものの,水分除去等により濃度が上昇することがあるため注意が必要である。(著者抄録)

シソーラス用語： *セシウム同位体 ,  *放射性同位体 ,  濃度 ,  食品成分 ,  *調理 ,  果物 ,  *放射能除染 ,  牛肉 ,  山菜 ,  セシウム放射性同位体 ,  *除去 ,  食肉
準シソーラス用語： 放射性セシウム ,  調理と機能性成分

分類 (1件)： 環境の汚染及び防止  (MB02030K)

引用文献 (19件)：

• 1) 厚生労働省,食品中の放射性物質の検査,平成27年7月,http://www.mhlw.go.jp/stf/kinkyu/0000045250.html
• 2) 松田りえ子,食品中放射性物質濃度データ解析による効率的検査計画の検討,平成24年度厚生労働科学研究費補助金(食品の安全確保推進研究事業)「震災に起因する食品中の放射性物質ならびに有害化学物質の実態に関する研究」総括・分担研究報告書(2014)
• 3) 松田りえ子,食品中放射性物質濃度データ解析による効率的検査計画の検討,平成25年度厚生労働科学研究費補助金(食品の安全確保推進研究事業)「震災に起因する食品中の放射性物質ならびに有害化学物質の実態に関する研究」総括・分担研究報告書(2015)
• 4) 鍋師裕美,堤 智昭,五十嵐敦子,蜂須賀暁子,松田りえ子,流通食品中の放射性セシウム調査,食品衛生学雑誌,54, 131-150(2013)
• 5) 植草義徳,鍋師裕美,中村里香,堤 智昭,蜂須賀暁子,松田りえ子,手島玲子,市販流通食品中の放射性セシウム調査(平成24年度および平成25年度),食品衛生学雑誌,56, 49-56(2015)

タイトルに関連する用語 (6件)： 調理 ,  牛肉 ,  山菜 ,  果実類 ,  放射性セシウム ,  総量