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J-GLOBAL ID：201602212700696029   整理番号：16A1372071

「西日本の海水科学研究(6)」海水を利用した正浸透膜法による都市下水の濾過濃縮

著者 (2件)： 高橋智輝 (神戸大 大学院工学研究科 応用化学専攻 先端膜工セ) ,  松山秀人 (神戸大 大学院工学研究科 応用化学専攻 先端膜工セ)
資料名： 日本海水学会誌  (Bulletin of the Society of Sea Water Science, Japan)
巻： 70  号： 6  ページ： 340-346  発行年： 2016年12月01日 
JST資料番号： F0235A  ISSN： 0369-4550  CODEN： NKAGBU  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 省エネルギーな膜分離技術として正浸透(FO)が近年注目されている。FO法では,処理対象液(FS)から高浸透圧の駆動溶液(DS)へ水を引抜くことができる。高い浸透圧の海水をDSとして利用するプロセスでは希釈された海水を再生する必要がないため,省エネルギーな廃水処理や製品濃縮のプロセス構築が可能である。正浸透膜法の研究動向を紹介し,海水を利用した正浸透膜法による都市下水の濾過濃縮技術として,FO-AnMBR(嫌気性膜分離活性汚泥法)-FOシステムによる都市下水処理技術を解説した。1)システム概要,2)中空糸FO膜を用いた都市下水濃縮システム,3)中空糸FO膜を用いた都市下水濃縮システムと膜ファウリング,4)都市下水濃縮における洗浄効果及び膜透過水の水質。

シソーラス用語： 都市下水 ,  *廃水処理 ,  *浸透 ,  半透膜 ,  濃縮 ,  汚損 ,  洗浄 ,  *活性汚泥法 ,  *メンブレンバイオリアクタ
準シソーラス用語： *活性スラッジ法 ,  *正浸透 ,  正浸透膜 ,  膜ファウリング ,  *膜分離活性汚泥法

分類 (3件)： 下水,廃水の物理的処理  (SC03040L) ,  下水,廃水の生物学的処理  (SC03060H) ,  膜分離  (XD02120Z)

引用文献 (35件)：

• 1)L. A. Hoover, W. A. Phillip, A. Tiraferri, N. Y. Yip and M. Elimelech, “Forward with osmosis: emerging applications for greater sustainability”, Environ. Sci. Technol., 45, 9824-9830(2011)
• 2)T. S. Chung, S. Zhang, K. Y. Wang, J. Su and M. M. Ling, “Forward osmosis processes: Yesterday, today and tomorrow”, Desalination, 287, 78-81(2012)
• 3)C. Klaysom, T. Y. Cath, T. Depuydt and I. F. J. Vankelecom, “Forward and pressure retarded osmosis: potential solutions for global challenges in energy and water supply”, Chem. Soc. Rev., 42, 6959(2013)
• 4)T. Cath, A. Childress and M. Elimelech, “Forward osmosis: Principles, applications, and recent developments”, J. Memb. Sci., 281, 70-87(2006)
• 5)S. Zhao, L. Zou, C. Y. Tang and D. Mulcahy, “Recent developments in forward osmosis: Opportunities and challenges”, J. Memb. Sci., 396, 1-21(2012)

タイトルに関連する用語 (8件)： 西日本 ,  海水 ,  科学 ,  研究 ,  正浸透膜 ,  都市下水 ,  濾過 ,  濃縮