抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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単層カーボンナノチューブ(SWCNT)は,カイラリティ(螺旋度)によって,金属的または半導体的性質を示すため,次世代の集積回路構成要素として重要な材料である。その生成法としては,化学気相堆積(CVD)法が応用上最も優れるが,そこから成長するSWCNTのカイラリティが揃うことはなく,金属的と半導体的性質が混在する。しかしながら,実際に集積回路構成要素として用いるには,どちらかを選択成長させる必要がある。そこで本研究では,近い将来の金属的または半導体的性質のSWCNTの選択成長に向けて,まずは熱フィラメントCVD法によって合成されたダイヤモンド結晶を用いてSWCNTの成長を試みた。得られた結果を以下に示す。1)CVD法で合成されたダイヤモンドを用いて,熱フィラメントCVD法によりSWCNTを成長させることができた。2)通常の金属触媒による成長に比べて,炭素原料濃度を高めにする必要があることが分かった。