抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本稿は,やや広い観点から,著者の私見に基づく「圧延加工のビジョン」について論じた。まず,わが国の圧延の現状について概説した後,圧延製品の高付加価値化について触れ,新興国の追い上げをかわすためにも,圧延材の「中身,即ち材質や特性の向上,換言すれば「材料の造り込み」により製品の高付加価値化を図ることを重視すべきであると述べた。次に,圧延を支える周辺技術に言及し,今後の圧延技術の開発が「材料の造り込み」を中心に行われるとすれば,研究開発の鍵となるのは新たなセンシング技術の開発であると説明した。また,寸法精度や材質以外,即ち形状の面で高付加価値化を進めるとすれば,フレキシブル成形化やインクリメンタル成形によりテーラーメードの材料の製造にシフトすることになると述べた。