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J-GLOBAL ID：201602216652516017   整理番号：16A0107138

イオン伝導率の可視化 イオン導電性ルテニウム(II)メタロ配位子系の多孔性配位重合体のベイポクロミックルミネセンス

Visualization of Ion Conductivity: Vapochromic Luminescence of an Ion-Conductive Ruthenium(II) Metalloligand-Based Porous Coordination Polymer

著者 (7件)： WATANABE Ayako (Hokkaido Univ., Hokkaido, JPN) ,  KOBAYASHI Atsushi (Hokkaido Univ., Hokkaido, JPN) ,  KOBAYASHI Atsushi (JST-PRESTO, Saitama, JPN) ,  SAITOH Erika (Hokkaido Univ., Hokkaido, JPN) ,  NAGAO Yuki (Japan Advanced Inst. of Sci. and Technol., Ishikawa, JPN) ,  YOSHIDA Masaki (Hokkaido Univ., Hokkaido, JPN) ,  KATO Masako (Hokkaido Univ., Hokkaido, JPN)
資料名： Inorganic Chemistry  (Inorganic Chemistry)
巻： 54  号： 23  ページ： 11058-11060  発行年： 2015年12月07日 
JST資料番号： C0566A  ISSN： 0020-1669  CODEN： INOCAJ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： {La_1.75(OH)_1.25[Ru(dcbpy)₃]・16H₂O}(H₂dcbpy=4,4′-ジカルボキシ-2,2′-ビピリジン)を調製し,X線回折により結晶構造を明らかにした。可視発光スペクトルの,相対湿度依存性を調べたところ,この錯体は16分子の水分子を有するため,水蒸気の吸着および脱着により,可視発光スペクトルにおいて,ベイポクロミズムを示すことがわかった。このベイポクロミズムの起源については,水蒸気吸着等温線および粉末X線回折パターンの相対湿度変化を測定することにより明らかにすることができた。またイオン伝導性とMLCT発光エネルギーが相関することがわかった。このことから,この錯体では,イオン電導率をMLCT発光エネルギーを介して可視化できることがわかった。

シソーラス用語： 多孔質体 ,  *光学的性質 ,  ルテニウム錯体 ,  イオン伝導 ,  *電気伝導率 ,  *ランタン錯体 ,  ヒドロキソ錯体 ,  アクア錯体 ,  *結晶構造 ,  X線回折 ,  *可視発光スペクトル ,  相対湿度 ,  依存性 ,  水蒸気 ,  吸着等温式 ,  MLCT遷移
準シソーラス用語： 配位重合体 ,  *ベイポクロミズム ,  *イオン伝導率 ,  湿度依存性

分類 (3件)： その他の光学的効果  (BM08040H) ,  遷移金属元素(鉄族元素を除く)の錯体の結晶構造  (BK09030X) ,  白金族元素の錯体  (CE01100E)

物質索引 (1件)： 2,2′-ビピリジン-4,4′-ジカルボン酸

タイトルに関連する用語 (7件)： イオン伝導率 ,  可視化 ,  イオン導電性 ,  ルテニウム ,  配位子 ,  多孔性 ,  配位重合体