文献
J-GLOBAL ID:201602217510083810   整理番号:16A0191126

木材保護塗料の耐候性能向上に及ぼす素地粗面化処理の影響

The effects of surface roughening of substrate wood on the improvement of weatherability of wood preservative semi-transparent coatings
著者 (9件):
資料名:
巻: 42  号:ページ: 18-25  発行年: 2016年01月25日 
JST資料番号: G0869A  ISSN: 0287-9255  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
木材保護塗料の耐候性を向上させるには,木材素地を粗面化して塗布量を増やすことが効果的であるとされている。本研究ではこの仮説を検証するとともに,粗面化の程度と塗布量及び耐候性能との関係について理解を深めることを目的とした。スギ心材の粗面化処理として帯鋸製材によるラフソーン(粗挽き)仕上げの効果を検討した結果,製材時の送材速度を制御することで,素地表面の算術平均粗さ(Ra)と含浸形木材保護塗料の塗布量を増やせることが示された。次いでこれらの塗装試片を促進耐候性試験に供したところ,塗布量と変色抑制効果の間及び塗布量と撥水性維持効果の間にそれぞれ高い正の相関が認められた。一方,平滑面に厚塗りして単に塗布量を増やしただけでは,このような効果が得られない場合があった。以上の結果から,木材保護塗料の耐候性向上には,塗布量だけではなく木材素地の塗料浸透性を高めることが重要であることが示された。(著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
製材・加工 
引用文献 (11件):
  • 1) 日本建築学会: “建築工事標準仕様書・同解説JASS 18 塗装工事(第8版)”, 2013.
  • 2) 木口実: 優良木質建材等認証(AQ)「塗装木質建材-耐候性塗装木質建材」の概要, 木材保存, 40(6), 256-260(2014).
  • 3) 片岡厚: 屋外用の木材塗装に関する技術動向, 塗装工学, 48(1), 28-39(2013).
  • 4) 片岡厚, 石川敦子, 小林正彦, 伊神裕司, 松村ゆかり, 松永浩史, 松永正弘, 川元スミレ, 木口実: 木材保護塗料の耐候性能に及ぼす粗面化処理の影響, 第65回日本木材学会大会研究発表要旨集, N17-P-F11(2015).
  • 5) Williams, R. S. : “Wood Handbook, Wood asan Engineering Material”, General Technical Report FPL-GTR-190, Chapter 16, USDA For-est Service, 2010, pp.1-37.
もっと見る
タイトルに関連する用語 (5件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る