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J-GLOBAL ID：201602217965794090   整理番号：16A0311854

日本短角種の大規模産地の供給力の回復に関する一考察-岩手県岩泉町を対象に-

著者 (3件)： 菊地昌弥 (東京農大 国際食料情報) ,  野口敬夫 (東京農大 国際食料情報) ,  岸上光克 (水産大)
資料名： 農村研究  (Journal of Rural Community Studies)
号： 122  ページ： 10-21  発行年： 2016年03月20日 
JST資料番号： S0785A  ISSN： 0388-8533  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究の目的は,日本有数の短角牛の大規模産地である岩手県岩泉町を事例に,大規模産地でも供給力の回復が確認されるか否かを解明するとともに,その結果と先行研究の成果を踏まえて構造変化が生じている可能性を検討することにあった。本研究で定義したバリューチェーンの視点から考察を行った結果,平成20年から平成24年の期間において岩泉町産短角牛の出荷頭数は「かづの牛」の産地と同様に増加してはいるものの,同チェーンは構築されておらず,回復している実態を確認することはできなかった。この実情に鑑みると,一部の小規模産地で産地の供給力が回復している実態がみられるが,わが国全体として短角牛の主要産地が厳しい状況から脱却するという構造変化は起こっていないと結論づけられる。(著者抄録)

シソーラス用語： *肉牛 ,  ウシ ,  岩手県 ,  変化 ,  地域 ,  *システム ,  *組織化 ,  流通経路 ,  取得 ,  *農業経営 ,  バリューチェーン ,  構造変化 ,  *畜産経営 ,  産地 ,  家畜 ,  *改変
準シソーラス用語： *供給体制 ,  需要獲得 ,  生産地 ,  *日本短角種

分類 (2件)： マーケティング  (KA06020W) ,  食肉一般  (FJ12031X)

引用文献 (15件)：

• 岩手県農林水産部畜産課(2012)「日本短角種の生産・流通の現状」。
• 岩手県農林水産部畜産課(2014)「日本短角種の生産・流通の現状」。
• 岩本純明・福島佳菜・山北淳一(2011)「日本短角種牛肉の生産・流通システム-久慈市山形町の実態分析-」門間敏幸編『山村の資源・経済・文化システムとその再生の担い手』農林統計出版, 47-72。
• ガース・サローナー,アンドレア・シェパード,ジョエル・ポドルニー(2013)『戦略経営論』石倉洋子訳,東洋経済新報社。
• 菊地昌弥・野口敬夫・安部新一(2015a)「秋田県における日本短角種の供給力の回復傾向とその要因-かづの牛の産地マーケティングの事例-」『農村研究』東京農業大学農業経済学会,第120号,15-26。

タイトルに関連する用語 (6件)： 日本短角種 ,  大規模 ,  産地 ,  回復 ,  岩手 ,  岩泉町