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J-GLOBAL ID：201602218801053259   整理番号：16A1393109

音響カメラを用いた大型クラゲ類(エチゼンクラゲ,ビゼンクラゲ,ミズクラゲ)の分布および傘径計測手法

Research Methods for Distribution and Size Measuring of Large Jellyfishes (Nemopilema Nomurai, Rhopilema Esculentum and Aurelia Aurita s.l.) by Using Acoustic Camera

著者 (5件)： 本多直人 (水産研究・教育機構 日本海区水産研) ,  豊川雅哉 (水産研究・教育機構西海区水研) ,  清水学 (水産研究・教育機構) ,  藤井直紀 (佐賀大 低平地沿岸海域研究セ) ,  藤田薫 (水産研究・教育機構 水工研)
資料名： 水産工学  (Fisheries Engineering)
巻： 53  号： 2  ページ： 87-97  発行年： 2016年11月15日 
JST資料番号： F0449B  ISSN： 0916-7617  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では,大型クラゲ類の資源量,発生量及び分布特性を明らかにする目的で,音響カメラを用いた個体数密度と傘径を計測する手法の検討を行った。水中の照度や透明度に依存することなく対象物を観察できる音響カメラを調査船から水中に垂下させ,対馬海峡ではエチゼンクラゲ(Nemopilema nomurai),有明海ではビゼンクラゲ(Rhopilema esculenta),及び豊後水道ではミズクラゲ(Aurelia aurita)の分布調査を行った。その結果,音響カメラを用いた観察手法はこれら大型クラゲ類の空間分布や傘径の計測に有効であることが確認された。

シソーラス用語： *ハチクラゲ類 ,  *ヒドロ虫類 ,  *カメラ ,  *音響機器 ,  水中音響 ,  体長 ,  *生息分布 ,  漁場
準シソーラス用語： *Nemopilema nomurai ,  *Rhopilema esculenta ,  *Aurelia aurita ,  *ミズクラゲ ,  *エチゼンクラゲ ,  *ビゼンクラゲ ,  *音響カメラ ,  傘径

分類 (3件)： 魚類以外の水産動物  (FH02030V) ,  漁場・漁況  (FH03020R) ,  水中音響応用  (BB03090U)

引用文献 (20件)：

• S. Uye: Blooms of the giant jellyfish Nemopilema nomurai : a threat to the fisheries sustainability of the East Asian marginal seas. Plankton Benthos Res., 3 : 125-131, 2008.
• 本多直人: 大型クラゲによる漁業被害と防止対策の現状. 海洋水産エンジニアリング, 36: 57-63, 2004.
• 本多直人・渡部俊広: 定置網漁業における大型クラゲ漁業被害防除対策の現状. ていち, 107: 58-71, 2005.
• 本多直人・松下吉樹・渡部俊広・飯泉仁: エチゼンクラゲによる漁業被害に対する取り組み. 日水誌, 71: 975-976, 2005.
• 上 真一: 近年の東アジア沿岸域におけるクラゲ類の大量出現: その原因と結果. 沿岸海洋研究, 43: 13-17, 2005.

タイトルに関連する用語 (9件)： 音響カメラ ,  大型クラゲ ,  エチゼンクラゲ ,  ビゼンクラゲ ,  ミズクラゲ ,  分布 ,  傘 ,  計測 ,  手法