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J-GLOBAL ID:201602219523486273   整理番号:16A0555218

リポフェクション法による遺伝子導入とpiggyBacトランスポゾンシステムを組み合わせた,非ウイルスベクターによる高効率なマウスiPS様細胞の樹立技術の開発

Efficient generation of mouse induced pluripotent stem-like cells using a powerful CAG promoter, the piggyBac transposon, and a lipofection method
著者 (9件):
資料名:
巻: 66  号:ページ: 16-22  発行年: 2016年06月10日 
JST資料番号: Y0162A  ISSN: 1341-626X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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精子・卵子を形成できる,産業動物の高品質なiPS細胞は,未だに樹立されていない。本研究では,piggyBacトランスポゾンシステムとリポフェクション法を組み合わせることにより,特殊な実験機器や組換え体の高度な拡散防御を要することなく,マウスiPS様細胞を高効率に作出できる技術を開発した。まず最初に,マウス線維芽細胞への遺伝子導入に適した導入試薬を選択した。種々のリポフェクション試薬(計7種)により,GFP発現ベクターをマウス胎仔線維芽細胞株E6/E7-MEF細胞と初代マウス胎仔線維芽細胞に遺伝子導入し,遺伝子導入効率を比較した。その結果,いずれの細胞種においてもViaFectを用いた場合,最も遺伝子導入効率が高いことが判明した。次にViaFectを用いて,マウスiPS細胞誘導piggyBacベクターとpiggyBacトランスポザーゼ発現ベクターを同時にマウス胎仔線維芽細胞株に遺伝子導入し,iPS細胞の樹立を試みた。遺伝子導入から約3週間後,iPS細胞に特徴的なドーム状の細胞コロニーが形成され,かつ,iPS細胞マーカーであるアルカリフォスファターゼ活性が検出された。さらに,iPS細胞誘導ベクターに組み込んでいない,iPS細胞マーカーであるNANOGの明確な発現が検出された。これらの結果より,iPS様細胞が樹立できたと考えられる。iPS様細胞の樹立効率を算出したところ約0.2%であり,レトロウイルスベクターを使用する従来法と比較しても,同等な樹立効率であることが判明した。本研究で開発したマウスiPS様細胞の樹立技術は,産業動物のiPS細胞も含めて,iPS細胞の樹立に有効な合成化合物・天然化合物等,培養条件の確立や新規転写因子のスクリーニングに応用できると考えられる。(著者抄録)
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分類 (1件):
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飼育動物の育種 
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