抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
配電系統における電気自動車(EV)用急速充電器の無効電力出力を用いた電圧制御法を提案した。太陽光発電(PV)からの逆潮流により,配電系統内の電圧が上昇する可能性がある。その対策としてSVC等の電圧制御機器の導入が考えられるが,その導入コストは高い。近年,設置が進んでいるEV用急速充電器を無効電力の調整に用いて,PVによる電圧上昇の一部を解消できれば,導入すべきSVC容量を少なくできる可能性がある。しかし,充電器による電圧制御効果は,充電器のEV充電への利用状況に依存する。本論文では,各EV用急速充電器が電圧を観測しながら無効電力制御をおこなうことで,系統全体の電圧変動を抑制する電圧制御法を提案した。充電器の利用状況を確率的に表現したモンテカルロシミュレーションにより提案手法の有効性を確認した。