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J-GLOBAL ID：201602224664407540   整理番号：16A0729637

気相中におけるコア-シェル型ナノ粒子の合成

著者 (1件)： 迫野奈緒美 (富山工高専)
資料名： 化学と教育  (Chemistry & Education)
巻： 64  号： 8  ページ： 390-391  発行年： 2016年08月20日 
JST資料番号： G0942A  ISSN： 0386-2151  CODEN： KAKYEY  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ナノ粒子の特性として,バルク(塊)では得られない新規な機能が得られることである。例えば,表面プラズモン共鳴による色変化が挙げられ,バルク金属をナノ粒子化することで,金は赤色へ,銀は黄色に変化する。金属ナノ粒子の気相合成法では,液相法の様にイオン状態のイオン化傾向を受けないため,逆コア-シェル型金属ナノ粒子の合成が可能である。気相合成法では,ガス中蒸発法のボトムアップ的手法および電子ビームリソグラフィーのトップダウン的手法に大別可能である。ボトムアップ法では,原子や分子の集合体を,積み木細工の様に組み立てていく方法である。一方,トップダウン法は,サイズの大きいバルク固体を,ナノ加工する技術である。

シソーラス用語： *コア構造 ,  *シェル ,  *ナノ粒子 ,  *自己組織化 ,  *気相 ,  プラズマ共鳴 ,  表面プラズモン ,  分光分析 ,  光センサ ,  イオン化 ,  電子ビームリソグラフィー ,  蒸発装置 ,  金 ,  触媒活性 ,  銀 ,  レーザアブレーション ,  ナノメータ加工 ,  ナノテクノロジー
準シソーラス用語： イオン化傾向 ,  *コア/シェルナノ粒子 ,  金ナノ粒子 ,  レーザアブレーション法

分類 (3件)： 各種物理的手法  (CC01030W) ,  無機化合物一般及び元素  (CD01010D) ,  実験操作・装置(化学一般)  (CA02000Q)

引用文献 (4件)：

• 春田正毅, 化学の要点シリーズ7ナノ粒子, 共立出版, 2013.
• 林 真至 編著, 隅山兼治・保田英洋 共著, ナノ粒子 物性の基礎と応用, 近代科学社, 2013.
• 岡本浩治, 化学と教育 2008, 56, 132.
• N. Hashimoto, N. Nishida, H. Murayama, H. Tanaka, Chem. Lett. 2011, 40, 144.

タイトルに関連する用語 (4件)： 気相 ,  コア ,  シェル型 ,  ナノ粒子