文献

J-GLOBAL ID：201602225670935789   整理番号：16A1330331

米胚乳蛋白質はZucker糖尿病肥満ラットの脂肪肝および糖尿病性腎症進行を遅らせる

Rice endosperm protein slows progression of fatty liver and diabetic nephropathy in Zucker diabetic fatty rats

著者 (8件)： KUBOTA Masatoshi (Niigata Univ., Niigata, JPN) ,  WATANABE Reiko (Univ. Niigata Prefecture, Niigata, JPN) ,  YAMAGUCHI Miki (Niigata Univ., Niigata, JPN) ,  HOSOJIMA Michihiro (Niigata Univ., Niigata, JPN) ,  SAITO Akihiko (Niigata Univ., Niigata, JPN) ,  FUJII Mikio (Kameda Seika Co. Ltd., Niigata, JPN) ,  FUJIMURA Shinobu (Niigata Univ., Niigata, JPN) ,  KADOWAKI Motoni (Niigata Univ., Niigata, JPN)
資料名： British Journal of Nutrition  (British Journal of Nutrition)
巻： 116  号： 8  ページ： 1326-1335  発行年： 2016年10月28日 
JST資料番号： B0336A  ISSN： 0007-1145  CODEN： BJNUA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 米胚乳蛋白質(REP)は脂質代謝を改善し,酸化ストレスを抑制する作用があることが報告されている。本研究ではREPが脂肪肝,グルコースホメオスタシス,糖尿病性腎症に与える影響を2型糖尿病モデルであるZucker糖尿病肥満(ZDF)ラットで検討した。7週齢雄ZDFラットに20%REPまたはカゼイン(C)含有飼料を8週間与え,血糖,尿中マーカー,肝臓脂質および代謝物に与える影響を検討した。その結果,REP群はC群に比べてHbA1c濃度が有意に低く,また肝臓脂質蓄積を抑制した。また肝臓メタボローム解析から,REP群ではグルコース異化と脂肪酸酸化が増加したことが示された。またREP群では尿中アルブミンおよびN-アセチル-β-D-グルコサミニダーゼが有意に減少し,メサンギウムマトリックス増殖と糸球体肥大が抑制された。これらの結果から,REPは肥満性糖尿病,脂肪肝,糖尿病性腎症を予防すると考えられた。

シソーラス用語： 種子タンパク質 ,  ラット ,  実験動物 ,  病態モデル ,  *2型糖尿病 ,  *脂肪肝 ,  *糖尿病性腎症 ,  脂質代謝 ,  ホメオスタシス ,  雄性 ,  カゼイン ,  食餌効果 ,  糖質代謝 ,  HbA1c ,  肝臓 ,  代謝産物 ,  血糖 ,  尿中排泄 ,  アルブミン ,  ヘキソサミニダーゼ ,  糸球体 ,  組織性膜
準シソーラス用語： Zucker糖尿病肥満ラット ,  グルコースホメオスタシス ,  メサンギウム ,  *米胚乳蛋白質

分類 (3件)： 食品蛋白質  (FJ09020N) ,  代謝異常・栄養性疾患一般  (GD05010J) ,  動物の代謝と栄養一般  (EJ02031R)

タイトルに関連する用語 (6件)： 米 ,  胚乳 ,  蛋白質 ,  Zucker糖尿病肥満ラット ,  脂肪肝 ,  糖尿病性腎症