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J-GLOBAL ID：201602225939154551   整理番号：16A0914280

実験速度データの分布と相関による自由および混雑交通流れの特徴づけと区別

Characterizing and distinguishing free and jammed traffic flows from the distribution and correlation of experimental speed data

著者 (6件)： TADAKI Shin-ichi (Saga Univ., Saga, JPN) ,  KIKUCHI Macoto (Osaka Univ., Toyonaka, JPN) ,  NAKAYAMA Akihiro (Meijo Univ., Nagoya, JPN) ,  SHIBATA Akihiro (High Energy Accelerator Res. Organization (KEK), Tsukuba, JPN) ,  SUGIYAMA Yuki (Nagoya Univ., Nagoya, JPN) ,  YUKAWA Satoshi (Osaka Univ., Toyonaka, JPN)
資料名： New Journal of Physics (Web)  (New Journal of Physics (Web))
巻： 18  号： Aug  ページ： ROMBUNNO.083022 (WEB ONLY)  発行年： 2016年08月 
JST資料番号： U7017A  ISSN： 1367-2630  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 物理学の観点から,交通混雑の出現は力学的な相転移であると考えられる。これを検証するために,一連のサーキット実験を行い調査した。Tadaki et al(2013NewJ.Phys15103034)の以前の調査で,基本ダイアグラムの解析により,この相転移の出現を確認し,自由交通流れと混雑交通流れの間の臨界密度を推定した。本調査では,従来の基本ダイアグラム解析法を更に進めた実験速度データの分布と相関関係調査により,自由交通流れと混雑交通流れを特徴づけ,区別した。自由交通流れ中での車両スピードは,関連せず,その分布は平均値部分で狭い単一ピークを持つ事が分かった。一方,混雑交通流れ中でのスピード分布は,2山ピークまたは幅広の単一のピークを示す。2山ピークは,混雑クラスタの内側と外側に於ける車両スピードを示している。幅広の単一ピークは,混雑クラスタの形成と消滅の結果,現れる。また,混雑クラスタの形成が,スピードと強い相関を引き起こしている事もわかった。さらに,混雑クラスタのサイズ及び共存する混雑クラスタ間の相対距離を,この速度相関から推定する事が可能である事を述べた(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： 交通混雑 ,  *交通解析 ,  *交通流 ,  相転移 ,  相関 ,  走行速度 ,  クラスタ ,  *都市交通 ,  クラスタ形成 ,  交通密度 ,  管理図 ,  主流
準シソーラス用語： 基本ダイアグラム ,  自由流 ,  臨界密度

分類 (1件)： 都市交通  (TA01020W)

タイトルに関連する用語 (5件)： 実験 ,  分布 ,  相関 ,  交通 ,  流れ