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J-GLOBAL ID:201602226329340459   整理番号:16A1088827

オリーブ油セコイリドイドフェノール類の抗癌特性:in vivo研究のシステマティックレビュー

Anti-cancer properties of olive oil secoiridoid phenols: a systematic review of in vivo studies
著者 (1件):
資料名:
巻:号: 10  ページ: 4145-4159  発行年: 2016年10月 
JST資料番号: W2339A  ISSN: 2042-6496  CODEN: FFOUAI  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 文献レビュー  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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オリーブ油摂取は癌リスクを低減させることが疫学研究から示されている。最近オリーブ油の化学予防活性にはオリーブ油特有のフェノール化合物が関与することが分かってきた。そのフェノール化合物にはフェノールアルコールであるヒドロキシチロソール(3,4-ジヒドロキシフェニルエタノール:3,4-DHPEA),チロソール(p-ヒドロキシフェニルエタノール:p-HPEA),これらのセコイリドイド誘導体である3,4-DHPEA-EA(オレウロペインアグリコン),p-HPEA-EA(リグストロシドアグリコン),3,4-DHPEA-EDA,p-HPEA-EDA(オレオカンタール),オレウロペインが含まれる。これらの化合物は様々な腫瘍細胞の増殖を阻害し,アポトーシスを誘導することがいくつかの研究で示されている。このin vitro効果は最近いくつかのレビューにまとめられている。本システマティックレビューではセコイリドイドフェノール類のin vivo抗癌活性を動物発癌モデルまたはヒト介入試験の結果から調べた。“PubMed”と“Web of Science”による文献調査から,16件の動物実験と5件のヒト介入試験を選定し,レビューの対象とした。ほとんどの動物実験ではこれら化合物が開始および促進/進行期の両方で発癌過程を阻害することを確認した。全てのヒト介入試験ではオリーブ油フェノール類がDNA損傷に与える影響を調べていた。5件中3件は尿中,単球のミトコンドリアDNA,リンパ球での8-オキソ-7,8-ジヒドロ-2′-デオキシグアノシン減少について酸化的DNA損傷に対する有意な予防効果を示した。他の2件はエテノDNA付加物またはグアニン酸化物の尿中排泄にへの影響は見られなかった。オリーブ油セコイリドイドフェノール類が癌リスクの高い集団でのヒト介入試験に与える化学予防効果を実際に明らかにするためにはさらに詳細な調査が必要である。Copyright 2017 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST
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分類 (2件):
分類
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食用油脂,マーガリン  ,  腫ようの実験的治療 
物質索引 (9件):
物質索引
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