抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
本研究は,高効率であり,可動部分がほとんどないためメンテナンスが容易で,将来の動力システムとして期待される燃料電池システムの船舶への適用・実用化に資するため,コンパクトな改質装置を開発するとともに天然ガスを利用した燃料電池システムを内航船に搭載可能な形で構築することを目的とする.今回,その一環として固体高分子形燃料電池(PEFC)プロトタイプ試験装置を試作して性能試験を実施し,燃料電池を船舶に適用する際の課題について検討を行ったので,その結果について報告する.セル温度,セルスタックの傾斜角,背圧を変化させた出力試験を行うと共に,負荷を時間的に変化させた負荷変動試験を実施し,以下の結果を得た.1)本試験範囲(60°C~75°C)では,セル温度は電池出力に殆ど影響を及ぼさない.2)本セルスタックでは,セルの積層方向に対して22.5度傾斜させても,電池出力は殆ど変化しない.3)アノード側,カソード側背圧を増大させると,電池出力が増加することを確認した.また,起電力の増加量は,ネルンストの式で予測される値よりも大きい.4)急激な負荷変動に対する応答性を明らかにするため,電流を直線的に変化させたところ,セル電圧は直ちに低下して,電流の変動に追従できることが分かった.さらに,電流をステップ状に増加させた場合でも,電池は電流の変化に追従できることを確認した.