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J-GLOBAL ID：201602231485467343   整理番号：16A1327856

特産品開発における地域固有性の獲得プロセス

著者 (2件)： 國吉賢吾 (神戸大学大学院農学研究科) ,  中塚雅也 (神戸大学大学院農学研究科)
資料名： 農林業問題研究(Web)  (Journal of Rural Problems (Web))
巻： 52  号： 3  ページ： 111-117(J-STAGE)  発行年： 2016年 
JST資料番号： U0665A  ISSN： 2185-9973  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 特産品開発における地域固有性の獲得プロセスを明らかにするために,本研究を行った。その結果,その獲得プロセスには3段階あることが明らかになった。第1段階では,特産品やその歴史を地域特性と結びつけることである。第2段階では,その特産品が地域限定であり,他の産物と明確に差別化できることである。第3段階では,特産品の特性を多様化しうることである。事例として,奈良橘プロジェクトの発展経緯と政所茶レン茶の発展経緯を取り上げて解析した。2つの事例で取り上げた地域資源が,活用されるプロセスにおいて獲得した性質は,歴史性,郷土性,限定性,親近性である。今後より多くのタイプの事例を分析する必要がある。

シソーラス用語： *製品 ,  歴史 ,  *特性 ,  改変 ,  資源 ,  利用 ,  地域活性化 ,  茶
準シソーラス用語： 差別化 ,  資源活用 ,  *地域固有性 ,  地域資源 ,  地域特性 ,  *特産品

著者キーワード (4件)： 特産品開発 ,  地域固有性 ,  地域資源 ,  資源活用

分類 (1件)： 農業経済,農業経営  (FB01020L)

引用文献 (2件)：

• 鬼頭弥生(2008)「地域ブランドの品質規定における正当化の論理:賀茂なすの伝統産地と新興産地を事例として」『農林業問題研究』44(2),337-346.
• 佐藤 淳・葛西正則・長谷川雅明・小笠原宣好(2012)「新潟県における食用ギク在来系統の諸特性」『園芸学研究』11(1),1-11.

タイトルに関連する用語 (5件)： 特産品 ,  開発 ,  地域 ,  獲得 ,  プロセス