抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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最も多く流通されている市販の魚由来コラーゲンを使用して線維化や変性のメカニズムについての知見を得るため,主に分光学的手法を用いて評価を行った。コラーゲンの変性温度と定義される温度付近ではコラーゲン線維の弛緩と最小単位の三重らせん構造の崩壊が同時に起こっているデータは示されず,段階的に発生していることが示された。変性温度の約10°C低い温度付近でコラーゲン線維間の絡みが徐々に緩み始め,その次に変性温度付近で三重らせん構造の崩壊が生じていることが示唆された。一義的に解釈されてきたコラーゲンの変性過程の詳細を明らかにするデータを示すことができた。