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J-GLOBAL ID:201602237362740658   整理番号:16A0997960

一段階亜硝酸化-アナモックス顆粒リアクタからの酸化二窒素排出経路の発生源特定

Source identification of nitrous oxide emission pathways from a single-stage nitritation-anammox granular reactor
著者 (12件):
資料名:
巻: 102  ページ: 147-157  発行年: 2016年10月01日 
JST資料番号: B0760A  ISSN: 0043-1354  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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一段階亜硝酸化-アナモックス連続バッチリアクタ(SBR)における酸化二窒素(N2O)発生経路を,リアルタイムN2Oモニタリング,N2O同位体組成分析,及び粒状バイオマス中のN2O生産速度と微生物個体群の空間分布現場解析等の,多角的アプローチで検討した。N2O排出速度は運転サイクル初期では高く,NH4+濃度減少に伴い,次第に減少した。N2O平均排出量は,流入窒素負荷では0.98±0.42%,除去窒素では1.35±0.72%であった。N2O同位体組成分析から,N2O発生が,NH2OH酸化とNO2-還元経路で同等であるが,N2O及び/又はアナモックスN2O発生から不明な影響がある。しかしながら,N2Oアイソトポマ分析では,NO2-還元経路での従属栄養脱硝と硝化細菌脱硝の相対寄与度が区別できなかった。マイクロセンサ測定やFISH解析法等様々な現場技術を用いて,N2O生産者特定を更に検討した。マイクロセンサ測定から,N2Oの約70%が好気性表面で発生したことが分かり,そこでは硝化細菌が主体であった。硝化細菌によるNH2OH酸化とN2O還元(硝化細菌-脱硝)が好気性ゾーンにおけるN2O発生主体と分かった。残りの約30%のN2Oは,アナモックス細菌主体の嫌気性ゾーンで発生しており,おそらく,共存の推定従属栄養脱硝菌によるNO2-還元,及び嫌気性N2O発生と関係するアナモックスプロセスの可能性を含め,他の未知の経路によると思われる。嫌気性N2O発生経路特定には更に検討が必要である。本研究の多角的アプローチ方法は,N2O発生経路の定量的検討に役立つ。キーとなるN2O発生経路の理解は,生物学的窒素除去からのN2O発生緩和対策確立には必須である。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
分類
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下水,廃水の生物学的処理  ,  下水,廃水の化学的処理 

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