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J-GLOBAL ID:201602244696752292   整理番号:16A0513469

山形県村山市・東北中央自動車道の建設法面に出現した活構造

Outcrop of the Active Structure at Construction Site of Tohoku-Chuo Expressway, Murayama City, Yamagata Prefecture, in North East Japan
著者 (10件):
資料名:
巻: 57  号:ページ: 68-79  発行年: 2016年06月10日 
JST資料番号: G0269B  ISSN: 0286-7737  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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第四系が変形した活構造を示す露頭が山形県村山市を通る東北中央自動車道の工事法面に確認された。この活構造露頭は,山形盆地西縁断層帯に関連するものと推定されたが,既存の活断層図では地形判読により,撓曲と活向斜が解釈されているのみで,これらの構造と関係する地質構造は確認されていなかった。活構造露頭の周囲の法面を観察した結果,段丘構成層が変形した露頭が形成時期の異なる段丘でそれぞれ確認された。確認した撓曲褶曲と,変位の累積性から最上川右岸の河島山を頂部とする丘陵の東縁に新たな活断層(浮沼断層)を認定できた。また,浮沼断層は,露頭で確認した変形や低断層崖を形成していないことから,撓曲や褶曲を生じさせた断層であり,地下に伏在すると解釈される。浮沼断層の平均変位速度は,断層隆起側の地形断面および断層低下側の地質断面により推定される上下変位量と段丘面の年代から,約0.45~0.55m/千年と試算された。防災・減災のためにも,このように伏在断層が推定される地域では,地表のずれの他に,地形の起伏とその配置・配列,地下構造を併わせて調査を行う事が重要である。(著者抄録)
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分類 (3件):
分類
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道路計画・調査,道路の構造  ,  土木地質学・水文地質学一般  ,  地質構造・テクトニクス 
引用文献 (10件):
  • 1)中田 高・今泉俊文編(2002):「活断層詳細デジタルマップ」,東京大学出版会,60p+DVD2枚
  • 2)鈴木康弘(1988):新庄盆地・山形盆地の活構造と盆地発達過程,地理学評論,Vol.61,No.4,pp.332-349.
  • 3)活断層研究会(1991):新編日本の活断層-分布図と資料-,東京大学出版会,437p.
  • 4)今泉俊文・澤 祥・佐藤比呂志・松多信尚・越後智雄・丹羽俊二(2001):1:25000,都市圏活断層図「村山」,国土地理院技術資料D-1-No.388.
  • 5)山野井徹(1986):山形盆地の形成とその自然環境の変遷,山辺敬之編「東北地方における盆地の自然環境論的研究」(山形大学特定研究報告書),pp.47-86.
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