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J-GLOBAL ID:201602244759550238   整理番号:16A1204280

pH感受性の膜融合高分子修飾リポソームを用いたペプチドベース腫瘍免疫療法の改良

Improvement of Peptide-Based Tumor Immunotherapy Using pH-Sensitive Fusogenic Polymer-Modified Liposomes
著者 (6件):
資料名:
巻: 21  号: 10  ページ: WEB ONLY  発行年: 2016年10月 
JST資料番号: U7014A  ISSN: 1420-3049  CODEN: MOLEFW  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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ペプチドワクチンベースの癌免疫療法確立のために,抗原特異的免疫誘導に対するpH感受性膜融合高分子修飾リポソームでのカプセル化による抗原性ペプチドの改良を研究した。リポソームを3-メチル-グルタリル化超分岐ポリ(グリシドール)(MGlu-HPG)での卵黄ホスファチジルコリン及びL-ジオレイルホスファチジルエタノールアミン改質により調製し,樹状細胞(DCs)の主要組織適合遺伝子複合体(MHC)クラスI及びクラスII分子にそれぞれ結合したオボアルブミン(OVA)OVA-1(SIINFEKL)及びOVA-II(PSISQAVHAAHAEINEAPβA)由来抗原ペプチドを充填した。このペプチド充填リポソームはDCsにより効率的に取込まれ,ペプチドはそれらの細胞質ゾルに輸送された。OVA-1ペプチド充填MGlu-HPGリポソームのOVA発現E.G7-OVA腫瘍マウスへの投与は遊離OVA-1ペプチド投与よりも著しく効率的にOVA特異的CTLsの活性化を誘導した。OVA-1ペプチド充填MGlu-HPGリポソームによる免疫後のマウスはE.G7-OVA細胞を強く拒絶したが,遊離OVA-Iペプチド処理マウスでの細胞拒絶はわずかであった。さらに,腫瘍含有マウスをOVA-1ペプチド充填MGlu-HPGリポソームで免疫すると腫瘍体積が効果的に抑制された。OVA-II充填MGlu-HPG修飾リポソームによる免疫での腫瘍抑制効果ははるかに低かった。これらの結果から,MGlu-HPGリポソームは効果的癌免疫療法のためのCTL誘発ペプチドの改良に有効であった。(翻訳著者抄録)
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
抗腫よう薬の基礎研究  ,  ペプチド  ,  高分子担体・触媒反応 

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