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J-GLOBAL ID：201602252686572166   整理番号：16A1363919

ミクロフィブリル化セルロースを用い充填したポリ(ビニルアルコール)ヒドロゲルの相転移

Phase transition of poly(vinyl alcohol) hydrogel filled with micro-fibrillated cellulose

著者 (5件)： Iijima Mika (Faculty of Education, Nagasaki University, Nagasaki, Japan) ,  Iijima Mika (School of Marine Science and Technology, Tokai University, Shizuoka, Japan) ,  Kosaka Saori (Faculty of Education, Nagasaki University, Nagasaki, Japan) ,  Hatakeyama Tatsuko (Lignocell Research, Fukui, Japan) ,  Hatakeyama Hyoe (Lignocell Research, Fukui, Japan)
資料名： Journal of Thermal Analysis and Calorimetry  (Journal of Thermal Analysis and Calorimetry)
巻： 123  号： 3  ページ： 1809-1815  発行年： 2016年03月 
JST資料番号： H0095C  ISSN： 1388-6150  CODEN： JTHEA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ポリ(ビニルアルコール)(PVA)の水性溶液は,凍結および融解によりヒドロゲルを形成した。今回,ミクロフィブリル化セルロース(MFC)をPVAの水性溶液と混合し,生成したPVA-MFC複合材料ヒドロゲルの熱特性を,含水量の範囲を広くし示差走査熱量測定(DSC)により検討した。DSC加熱曲線を用いることにより,ガラス転移,冷結晶化による発熱ピーク,および水の融解に起因する吸熱ピークを観察した。今回のヒドロゲルの相図を,転移温度に基づき確立した。MFCをこのヒドロゲル中に導入するとき不凍水の量が増大した。このヒドロゲルが抑制した無定形氷のガラス転移温度は,MFCが存在することにより制限を受けた。DSCにより得た結果により,MFC分子の存在時の区画化に因り,隣接するPVA分子内でゲル化が生ずることが分かった。Copyright 2015 Akademiai Kiado, Budapest, Hungary Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： 微細繊維 ,  *セルロース繊維 ,  *ポリビニルアルコール ,  ヒドロゲル ,  水溶液 ,  融解 ,  凝固 ,  *ポリマブレンド ,  高分子溶液 ,  *示差走査熱量測定 ,  *ガラス転移 ,  結晶化 ,  ガラス転移点 ,  熱容量 ,  含水量 ,  ミクロフィブリル【繊維】

著者キーワード (5件)： PVA ,  Micro-fibrillated cellulose ,  Composite hydrogel ,  DSC ,  Water

分類 (1件)： 高分子固体の構造と形態学  (CG02022M)

タイトルに関連する用語 (4件)： ミクロフィブリル化セルロース ,  ビニルアルコール ,  ヒドロゲル ,  相転移