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J-GLOBAL ID:201602261955343205   整理番号:16A0778922

前処理励起・蛍光マトリックスを用いた冷凍魚およびフィレの鮮度指標の非破壊的検出

Non-invasive sensing of freshness indices of frozen fish and fillets using pretreated excitation-emission matrices
著者 (5件):
資料名:
巻: 228  ページ: 237-250  発行年: 2016年06月02日 
JST資料番号: T0967A  ISSN: 0925-4005  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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ファイバー光学プローブを用いた蛍光分光法により冷凍アジ(Trachurus japonicus)全体およびフィレの種々の鮮度指標を直接測定した。実際の鮮度価はATPとその分解誘導体(ADP,AMP,IMP,HxR,Hx)の定量によるヌクレオチド利用法を用いて高圧液体クロマトグラフィー(HPLC)で測定した。種々のスペクトル処理(正常化,平滑化,一次および二次導関数)を得られた励起・蛍光マトリックス(EEMs)に適用し,部分最小二乗(PLS)回帰により未処理および前処理EEMの鮮度を予測する検量モデルを開発した。最適な励起・蛍光波長の組合せを見つける高性能波長選択法として検索アルゴリズムを提案した。その結果,開発したモデルの未処理および前処理EEMスペクトルの予測能は以下の順序となった。正常化EEM<未処理EEM<平滑化EEM<一次導関数EEM<二次導関数EEM。励起波長λ<sub>Ex</sub>=390nmは全体およびフィレ試料の魚鮮度検出に関連するフルオロフォアを最大効率で励起した。この励起波長において,正常化EEMスペクトルの8つの蛍光波長(440,450,480,500,530,600,640,710)nmは冷凍全魚のK値予測感度が非常に高く(R<sub>CV</sub><sup>2</sup>=0.85,RMSECV=11.15%),フィレ試料の正常化EEMスペクトルの7つの蛍光波長(500,520,530,540,650,660,670)nmはK値予測に非常に重要であった(R<sub>CV</sub><sup>2</sup>=0.94,RMSECV=7.34%)。これらの結果から,蛍光分光法は客観的,非破壊的,迅速に魚の鮮度を冷凍状態で直接測定でき,試験前に試料を解凍する必要がないことを示した。Copyright 2016 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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動物性水産食品  ,  食品の分析 
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