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J-GLOBAL ID:201602268566797947   整理番号:16A1399586

シミュレートされた最近の全球温暖化における極域雲カバーに関する海氷後退の効果

Effect of retreating sea ice on Arctic cloud cover in simulated recent global warming
著者 (5件):
資料名:
巻: 16  号: 22  ページ: 14343-14356 (WEB ONLY)  発行年: 2016年11月 
JST資料番号: U7039A  ISSN: 1680-7316  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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本報告は,大気-海洋一般循環モデル-MIROC5により歴史的なシミュレーションにおいて北極圏雲カバーに関する海氷後退の効果を研究した。北極圏の海氷は,1980年代以降シミュレートされた全球温暖化条件の下で,特に9月に著しい後退が見られる。シミュレートされた海氷後退は衛星観測結果と一致する。他方,北極圏雲カバーは,海氷後退より1月遅れの10月に増加する。遅れた応答は,開氷面からの熱と水分フラックスが大気中へ逃げるため,海氷後退の拡大をもたらす。MIROC5の大気部分での感度実験は,海氷後退が雲カバー増加を生じることを明確に示す。北極圏雲カバーは第一に下部対流圏にて増加するが,それは海面上空の海面に近い層で減少する;海面近くの層における優先的な温度上昇が,海面からの水分フラックス増加にもかかわらず,乾燥するためである(すなわち,相対湿度の低下である)。秋期における雲カバー増加による雲放射強制力は,秋期の晴天時下方向長波長放射(DLR)の変化と比較して,約40~60%DLRを増加させる。これらの結果は,北極圏雲カバー増加は海氷後退をもたらし,北極圏温暖化へのフィードバックプロセスを促進することを示唆する。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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気候学,気候変動  ,  海氷 
タイトルに関連する用語 (6件):
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