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J-GLOBAL ID：201602268711910289   整理番号：16A1031092

郊外住宅団地における親族近居世帯の外出行動の特徴に関する研究-親族近居世帯間の相互支援に着目して-

RESEARCH ON CHARACTERISTICS OF GOING-OUT ACTIVITY FROM CLOSE-RESIDENTIAL RELATIONSHIP IN SUBURBAN HOUSING ESTATES-Focusing on mutual support of close-residential relationship-

著者 (5件)： KIM Yura (横浜国大 大学院都市イノベーション学府) ,  藤岡泰寛 (横浜国大 大学院都市イノベーション研究院) ,  加藤仁美 (東海大 工) ,  山口剛史 (鎌倉市役所) ,  大原一興 (横浜国大 大学院都市イノベーション研究院)
資料名： 日本建築学会計画系論文集  (Journal of Architecture and Planning (Transactions of AIJ))
号： 728  ページ： 2163-2172  発行年： 2016年10月30日 
JST資料番号： Y0894A  ISSN： 1340-4210  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では,郊外住宅団地において,現在近居暮らしを選択している親世帯・子世帯の相互支援ニーズと近居の経緯について着目し,「外出行動」の特徴を分析する。以下の知見を得る。1)子育て世帯の近居のニーズは潜在的に高い。2)親世帯の入居の際に,別の目的で取得した余裕住戸が子世帯の近居の住まいとして置き換わるケースが見られた。3)近居相手の住所は団地内と団地外で半々であった。4)近居ならではの外出行動としては,お互いの家を行き来する訪問外出,特に子世帯から親世帯への訪問外出に偏る傾向が見られた。5)子世帯は家事援助や外出支援などの親世帯の生活援助,親世帯は家事援助や孫の送迎・一時預かりなどの育児支援がそれぞれ主な目的で,いずれも近居親族は有力なサポート提供者となっていた。

シソーラス用語： 都市郊外 ,  *住宅団地 ,  *家族関係 ,  住居地区 ,  歩行 ,  行動科学 ,  協力作用 ,  *助成 ,  神奈川県 ,  育児 ,  老人 ,  介護 ,  余暇 ,  近距離輸送 ,  横浜市
準シソーラス用語： 外出 ,  近居

分類 (1件)： 住居地域計画一般  (RD03010G)

引用文献 (12件)：

• 1) 上和田茂, 鳥飼香代子, 山田英代, 付開楠:準近居の存在からみた老親世帯の自立と支援を止揚するサポート居住の動向, 親子の居住関係を軸とする高齢者のサポート構造に関する研究 その1, 日本建築学会計画系論文集, 566, pp. 9-16, 2003.4
• 2) 松本恭治, 吉田進一, 江口司津:長期経過した公的分譲集合住宅団地における居住者の高齢化と住まい方, その3 親族近居の実態, 日本建築学会大会学術講演梗概集, F-1, pp. 1197-1198, 995
• 3) 松本吉彦, 入澤敦子, 添田昌志, 任智顯:近居と同居における「孫共育」の比較: 親子ネットワーク居住の実態調査 1, 日本建築学会大会学術講演梗概集, E-2, pp. 219-220, 2010
• 4) 大月敏雄・住総研:近居 少子高齢社会の住まい・地域再生にどう活かすか, 学芸出版社, 2014
• 5) 在塚礼子:老人・家族・住まい, 住まいの図書館出版局, 1992

タイトルに関連する用語 (8件)： 郊外 ,  住宅団地 ,  親族 ,  世帯 ,  外出行動 ,  研究 ,  支援 ,  着目