抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本研究では,筆者らが提案した3次元リサージュ曲線の湾曲度から計算される新しい非線形粘弾性(NLVE)指標を用いて,ゴム材料の耐候性を評価する手法を検討した。ここで,3次元リサージュ曲線とは動的粘弾性測定による測定点(歪γ,歪速度γ,応力σ)を1周期分つなぎ合わせてできる閉曲線を指し,この湾曲度は平均伸び<span style=text-decoration:overline>D</span>,平均折れ曲がり<span style=text-decoration:overline>Θ</span>,平均捻じれ角<span style=text-decoration:overline>Φ</span>によって定量化する。耐候劣化させた5種類のゴム材料について,これらの値を比較した。この結果,一般に耐候性が悪いとされる材料は劣化前後で<span style=text-decoration:overline>Θ</span>の差(Δ<span style=text-decoration:overline>Θ</span>)が大きくなり,Δ<span style=text-decoration:overline>Θ</span>は耐候劣化の評価法として有効であることが分かった。(著者抄録)