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J-GLOBAL ID:201602270233371353   整理番号:16A0507793

模擬胃腸内条件の下での脂質消化に及ぼすペクチン特性の影響:柑橘類とバナナパッションフルーツ(Passiflora tripartita var. mollissima)ペクチンの比較

Impact of pectin properties on lipid digestion under simulated gastrointestinal conditions: Comparison of citrus and banana passion fruit (Passiflora tripartita var. mollissima) pectins
著者 (6件):
資料名:
巻: 52  ページ: 329-342  発行年: 2016年01月 
JST資料番号: E0877B  ISSN: 0268-005X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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中間物メトキシ化ペクチン(52%mol/mol,MMP)を,高温酸性抽出によってバナナパッションフルーツ(Passiflora tripartita var. mollisima)から単離した。脂質消化に及ぼすMMPの影響を,高(71%mol/mol,HMP)と低(30%mol/mol,LMP)メトキシル化度を有する商用柑橘類ペクチンのものと比較した。静的in vitro消化モデルを用いて,乳化脂質の消化器結末に及ぼすペクチン特性(メトキシル化度と分子量)の影響を解明した。0.2%(w/w)のトゥイーン80で安定化した2.0%(w/w)のトウモロコシ水中油滴エマルションを調製して,1.8%(w/w)のペクチン試料とを混合し,そして静的in vitro消化モデル(37°C,初期(pH7.0),口内(pH6.8,10分,ムチン),胃(pH2.5,120分,ペプシン),および腸(pH7.0,120分,胆汁酸塩および膵臓リパーゼ)相にさらした。表面粒子電荷(ζ-ポテンシャル),脂肪滴の粒径分布,微細構造,レオロジーおよび脂質消化(遊離脂肪酸(FFA)放出)に及ぼす3つのペクチン試料の影響を解析した。それぞれHMP,MMPおよびLMPについて47,70および91%(w/w)である腸管消化の120分後に放出されるFFAによって,分子量とペクチンメトキシル化が同時に上がると共に,脂質消化の割合と程度は低下した。これらの結果は,脂質消化に及ぼすペクチンの影響を理解するために重要な意味を有した。胃腸管内の脂質消化性の制御は,生物活性放出を制御するかまたは満腹感を調整する新しい機能性食品の設計と開発にとって重要であった。Copyright 2016 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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澱粉以外の多糖類  ,  代謝一般 

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