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J-GLOBAL ID：201602270404882030   整理番号：16A0642581

魚類・底生生物に着目した都市域の河川の生物群集の簡易な多様性評価に関する試み

The Attempt on Simple Diversity Assessment of Biological Community of Urban River Focusing on Fish and Benthos

著者 (4件)： 牛尾沙映 (三井共同建設コンサルタント) ,  川瀬博 (神奈川大 法) ,  佐土原聡 (横浜国大 大学院都市イノベーション研究院) ,  吉田聡 (横浜国大 大学院都市イノベーション研究院)
資料名： 環境情報科学  (Journal of Environmental Information Science)
巻： 45  号： 2  ページ： 76-84  発行年： 2016年07月14日 
JST資料番号： S0805A  ISSN： 0389-6633  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本稿は,都市域の河川の源流から上流域における水域の生物群集を簡易に評価する手法の開発を試みたものである。本評価手法では生物間の食物連鎖関係に着目し,ギルド(同じ食物要求を持つ生物群集)間の食物連鎖関係が多いほど豊かな生物群集であると評価した。そこで横浜市内の主要河川でケーススタディを行い,生息する魚類,底生生物のギルド間の食物連鎖関係の多さを数え,生物群集の評価を試みた。さらに,結果を従来のBODを用いた水質評価と比較した結果,本手法は水質判定だけでは評価が難しかった生物群集の豊かさを評価することが可能になると推察され,生物に関する評価手法の試みになると示唆された。(著者抄録)

シソーラス用語： *都市河川 ,  生態系 ,  群集 ,  *水生生物 ,  方式 ,  食物連鎖 ,  *底生生物 ,  BOD【水質】 ,  豊度 ,  生物多様性 ,  相関係数
準シソーラス用語： 評価手法

分類 (2件)： 異種生物間相互作用  (EE01050A) ,  河川汚濁  (SB02020F)

引用文献 (24件)：

• 芦田広・川崎広吉・丹須紀六迷(1975)生態系の構造,安定性,効率.生物物理,15(1),1~12.
• ChristerBrönmark・Lars-Anders Hanson (2007) 湖と池の生態学.共立出版,東京,339pp.
• 江崎保男(2007)生態系ってなに?. 中央公論新東京,199pp.
• 花里孝幸(2006)ミジンコ先生の水環境ゼミ.地人書館,東京,268pp.
• 樋口ほか(2010)梅田川の改修後における魚類の再生と生活場選択に関する研究.横浜市環境科学研究所報,34,28~42.

タイトルに関連する用語 (9件)： 魚類 ,  底生生物 ,  着目 ,  都市域 ,  河川 ,  生物群集 ,  多様性 ,  評価 ,  試み