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J-GLOBAL ID:201602280479084162   整理番号:16A1134164

ロシア,東部シベリアのスンタルハヤタ山塊の氷河における雪氷藻類群集

Snow algal communities on glaciers in the Suntar-Khayata Mountain Range in eastern Siberia, Russia
著者 (14件):
資料名:
巻: 10  号:ページ: 227-238  発行年: 2016年09月 
JST資料番号: W2215A  ISSN: 1873-9652  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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ロシア,東部シベリアのスンタルハヤタ山塊の4つの氷河において,2012年から2014年の3回の融雪期に渡り,雪氷藻類群集を調べた。2つの緑藻の分類群と5つのシアノバクテリアの分類群が氷河上で見られた。藻類群集は,より低い裸氷領域では緑藻Ancylonema nordenskioldiiが,より上部領域ではChloromonas sp.が優勢であった。全藻類生物容積は標高による変動を示し,0.03~4.0mL/m2に渡り,氷河中央で最大であった。藻類群集における標高による変動は調べた全ての氷河で類似した。このことは,それらがこの領域で典型的であることを示唆する。3年に渡る観察は,群集構造に有意な変化は見られないが,全バイオマスに有意な変化が見られることを明らかにした。平均夏季気温は,藻類バイオマスがより大きい2012年に有意に高かったので,藻類バイオマスの年ごとの差は,おそらく表面融解期間が原因である。研究した氷河の群集構造は,北極および亜北極領域の氷河のそれと類似した。Copyright 2016 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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