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J-GLOBAL ID:201602288912726603   整理番号:16A1390529

2011年3月の東京電力福島第一原子力発電所事故による北太平洋における134Csと137Cs,第1部 表面経路と鉛直分布

134Cs and 137Cs in the North Pacific Ocean derived from the March 2011 TEPCO Fukushima Dai-ichi Nuclear Power Plant accident, Japan. Part one: surface pathway and vertical distributions
著者 (7件):
資料名:
巻: 72  号:ページ: 53-65  発行年: 2016年02月 
JST資料番号: G0159B  ISSN: 0916-8370  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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福島第一原子力発電所(FNPP1)事故により放出された放射性セシウム活性を北太平洋の408地点で採取した表層水試料と24地点での鉛直分布試料,2つの沿岸定点にて採取された時系列試料について測定した。2012年7月以降,FNPP1近海表層水における137Csは約1000Bq・m-3であり,それは10GBq・day-1の排出速度に相当する。FNPP1由来の放射性セシウムは中緯度北太平洋表層水の東の方角へ拡大し,その拡大速度は2012年3月までは7km・day-1(8cm・s-1),2012年3月~2014年8月には3km・day-1(3.5cm・s-1)である。2012年6月において,134Cs活性は29°N,165°Eの151m深度(海水密度,σθ=25.3kg・m-3)まで最大で6.12±0.50Bq・m-3に達した。149°Eに沿って観測されるこの亜表層極大は,亜熱帯モード水(STMW)の形成と沈み込みに伴うFNPP1由来放射性セシウムの南方向への輸送を反映している。2012年6月における165°Eに沿った34°N~39°N海域において,134Cs活性は最大σθ=26.3kg・m-3を示し,これは中央モード水(CMW)に相当する。134Cs活性はSTMWを含めどの周辺海水よりもCMWにおいて高い。これらの観測は次のことを示す,FNPP1由来放射性セシウムが1年の時間スケールで海洋内部へ輸送される最も効果的な経路は,CMW形成と沈み込みである。Copyright 2015 The Oceanographic Society of Japan and Springer Japan Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
分類
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水圏・生物圏の地球化学  ,  環境の汚染及び防止 
引用文献 (45件):

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