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J-GLOBAL ID：201602289926543711   整理番号：16A1372789

釉薬をベースにした希土類酸化物膜コーティングによるセラミックスの近赤外放射率制御

Control of Near-infrared Spectral Emittance of Polycrystalline Ceramics by Glaze-based Rare-earth Oxide Film Coating

著者 (2件)： 熊野智之 (神戸市工高専) ,  花村克悟 (東京工大)
資料名： 熱物性  (日本熱物性学会会誌)
巻： 30  号： 4  ページ： 182-191  発行年： 2016年11月30日 
JST資料番号： X0597A  ISSN： 0913-946X  CODEN： NEBUE4  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では,アルミナ表面に石灰釉をベースとするEr酸化物膜をコーティングし,膜の組成と1000°Cにおける近赤外放射率との関係を調べた。その結果,Er₂O₃の割合が50wt%の場合にバルクの石灰釉中に含まれるEr量が最大となり,Erの放射ピークである1.55μmにおける放射率が最大(0.75)となることが明らかとなった。この時,波長1~2μmにおけるふく射エネルギーはアルミナ板時の1.4倍である。この膜は多孔質体へのコーティングも可能と考えられるため,実用性に優れた波長選択エミッターへの応用に有効である。(著者抄録)

シソーラス用語： *酸化エルビウム ,  皮膜 ,  *近赤外線 ,  多孔質体 ,  *分光放射率 ,  釉薬 ,  放射エネルギー ,  基板 ,  膜厚 ,  *セラミック ,  温度依存性 ,  濃度依存性
準シソーラス用語： コーティング膜 ,  近赤外放射 ,  *赤外放射率 ,  アルミナ基板 ,  多孔質セラミックス

分類 (1件)： 無機化合物の赤外スペクトル及びRaman散乱,Ramanスペクトル  (BM08063C)

引用文献 (21件)：

• [1] 越後亮三;日本機械学会論文集(B),48[435](1982), 2315-2323.
• [2] T.Kumano, K.Hanamura; J. of Thermal Science and Technology, 7[4](2012), 549-562.
• [3] T.Kumano, K.Hanamura; J. of Thermal Science and Technology, 6[3](2011), 391-405.
• [4] M.G.Krishna, R.G.Biswas, A.K.Bhattacharya; J. of Physics D: Applied Physics, 30(1997), 1167-1174.
• [5] D.L.Chubb, AM.T.Pal, M.O.Patton, P.P.Jenkins; J. of European Ceramic Society, 19(1999), 2551-2562.

タイトルに関連する用語 (6件)： 釉薬 ,  希土類 ,  酸化物膜 ,  コーティング ,  セラミックス ,  近赤外放射