特許
J-GLOBAL ID:201603006223982114

溶銑の予備処理方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 井上 茂 ,  森 和弘
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2015-064300
公開番号(公開出願番号):特開2016-029206
出願日: 2015年03月26日
公開日(公表日): 2016年03月03日
要約:
【課題】 1つの転炉型精錬炉を用いて溶銑の脱珪処理と脱燐処理とを、途中の排滓工程を挟んで連続して行う溶銑の予備処理方法において、脱珪処理後の溶銑の燐濃度を低減させることにより、次工程の脱燐処理におけるCaO系媒溶剤の原単位を抑制する。【解決手段】 転炉型精錬炉1内の溶銑5に上吹きランス2から気体酸素源を供給して溶銑を脱珪処理する脱珪処理工程と、脱珪処理工程で生成したスラグの一部を排出する排滓工程と、排滓工程後、CaO系媒溶剤を添加し、上吹きランスから気体酸素源を供給して残留させた溶銑を脱燐処理する脱燐処理工程と、を有する予備処理方法であって、脱珪処理終了時のスラグの塩基度を1.1〜1.5に制御し、且つ、脱珪処理工程において、炉内に供給される酸素量のうちで脱珪反応に使用される分を除いた酸素量を脱珪外酸素量と定義したとき、脱珪処理における脱珪外酸素量原単位を5.0〜9.0Nm3/溶銑-tに制御する。【選択図】 図2
請求項(抜粋):
転炉型精錬炉内の溶銑に上吹きランスから気体酸素源を供給して溶銑を脱珪処理する脱珪処理工程と、該脱珪処理工程で生成したスラグの少なくとも一部を前記転炉型精錬炉から排出する排滓工程と、該排滓工程後、前記転炉型精錬炉内にCaO系媒溶剤を添加し、前記上吹きランスから気体酸素源を供給して残留させた溶銑を脱燐処理する脱燐処理工程と、を有する溶銑の予備処理方法であって、 前記脱珪処理終了時の炉内のスラグの塩基度((質量%CaO)/(質量%SiO2))を1.1以上1.5以下に制御し、且つ、前記脱珪処理工程において、炉内に供給される酸素量のうちで脱珪反応に使用される分を除いた酸素量を脱珪外酸素量と定義したとき、前記脱珪処理における脱珪外酸素量原単位を5.0Nm3/溶銑-t以上9.0Nm3/溶銑-t以下に制御することを特徴とする、溶銑の予備処理方法。
IPC (6件):
C21C 1/04 ,  C21C 1/02 ,  C21C 5/46 ,  C21C 5/30 ,  G01S 13/28 ,  G01F 23/284
FI (6件):
C21C1/04 101 ,  C21C1/02 110 ,  C21C5/46 B ,  C21C5/30 Z ,  G01S13/28 210 ,  G01F23/284
Fターム (19件):
2F014AC06 ,  2F014FC01 ,  4K014AA01 ,  4K014AA03 ,  4K014AB03 ,  4K014AC04 ,  4K014AD17 ,  4K014AE01 ,  4K070AB02 ,  4K070AB06 ,  4K070AB11 ,  4K070AC02 ,  4K070AC14 ,  4K070BA07 ,  4K070BA09 ,  4K070BC02 ,  4K070BC04 ,  4K070BC11 ,  5J070AC02
引用特許:
審査官引用 (5件)
  • 溶銑の精錬方法
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2013-127076   出願人:JFEスチール株式会社
  • 溶銑の予備処理方法
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2013-118015   出願人:JFEスチール株式会社
  • 特開昭63-227705
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