特許
J-GLOBAL ID:201603006537673337
モータのトルクを推定する方法及び装置
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
特許業務法人前田特許事務所
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2014-143349
公開番号(公開出願番号):特開2016-019457
出願日: 2014年07月11日
公開日(公表日): 2016年02月01日
要約:
【課題】減磁が生じるモータのトルクを高精度に推定する。【解決手段】ロータに永久磁石が配置されているモータのトルクを推定する方法である。基準温度と対象温度とにおいて永久磁石の減磁曲線を実測するとともに減磁関数を取得する。有限要素法による磁場解析により、永久磁石の各要素について減磁が発生し得る対象温度における減磁曲線上の動作点の位置データを回転角度ごとに算出する。動作点の位置データに基づいて各要素の磁化の最小値を取得し、その最小値を減磁関数に代入して減磁率を算出する。基準温度の減磁曲線にその減磁率を適用して減磁後の減磁曲線を取得し、その減磁曲線を用いた有限要素法による磁場解析によってトルクを算出する。【選択図】図6
請求項(抜粋):
ロータとステータとの対向部位に複数の永久磁石が配置されているモータのトルクを推定する方法であって、
少なくとも基準温度と不可逆減磁が生じ得る対象温度とにおいて、前記永久磁石の減磁曲線を実測し、これら温度別の減磁曲線をデータ化して記憶する材料特性取得工程と、
不可逆減磁率と、磁化及び残留磁束密度の比率と、の相関からなる前記永久磁石の減磁関数を取得し、当該減磁関数をデータ化して記憶する減磁関数取得工程と、
前記減磁曲線及び前記減磁関数を用いてトルクを推定するトルク推定工程と、
を含み、
前記トルク推定工程は、
有限要素法による磁場解析により、前記永久磁石に設定される複数の要素の各々について、前記対象温度における減磁曲線上の動作点の位置データを、前記ステータに対する前記ロータの回転角度ごとに算出する動作点情報取得ステップと、
算出された前記動作点の位置データに基づいて、前記要素の各々において磁化の最小値を取得し、当該磁化の最小値を前記減磁関数に代入することにより、前記不可逆減磁率を前記要素ごとに算出する要素別減磁率算出ステップと、
記憶した前記基準温度の減磁曲線に、前記不可逆減磁率を適用することにより、減磁後の減磁曲線を取得する減磁後減磁曲線取得ステップと、
前記減磁後の減磁曲線を用いた有限要素法による磁場解析により、トルクを算出する減磁後トルク算出ステップと、
を含むトルクの推定方法。
IPC (3件):
H02K 15/03
, H02P 23/00
, G01R 33/12
FI (3件):
H02K15/03
, H02P5/28 303Z
, G01R33/12 M
Fターム (11件):
2G017BA15
, 2G017CB18
, 2G017CC06
, 5H505AA16
, 5H505DD08
, 5H505EE30
, 5H622AA00
, 5H622CA02
, 5H622CB03
, 5H622CB05
, 5H622DD02
引用特許:
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